地域別・構造別の工事費用表

第3 3 1平方メートル当たりの工事費用の補正適用
問 実際の1平方メートル当たりの工事費用が、「地域別・構造別の工事費用表」に掲げる1平方メートル当たりの単価を相当超えるような場合、実際の1平方メートル当たりの工事費用を基に損失額の合理的な計算方法に準じて損失額を計算してよいでしょうか。

(答)
 損失額の合理的な計算方法においては、1平方メートル当たりの時価額(III参考編の別表1「地域別・構造別の工事費用表」)の補正は予定していません。
 したがって、損失額の合理的な計算方法により計算した損失額が、納税者の被害の実情にそぐわない場合には、損失額の合理的な計算方法を適用せず、個別に損失額を計算することとなります。
(注)別表1「地域別・構造別の工事費用表(1平方メートル当たり)」について、該当する地域の工事費用が全国平均を下回る場合又は値が存しない場合のその地域の工事費用については、全国平均の工事費用として差し支えありません。

「地域別・構造別の工事費用表」は、これです。
で、疑問なのですが、
「該当する地域の工事費用が全国平均を下回る場合又は値が存しない場合のその地域の工事費用については、全国平均の工事費用として差し支えありません。」
ということなら、表の色塗り部分は全国平均を使ってよいということになります。
ちょっと多すぎるような。まあ、「差し支えありません」と、はっきり書いてあるので、気にしなくてもよいのでしょうが。
それにしても、都道府県によって単価差が大きいですね。
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4 住宅の構造が2種類以上である場合
問 今回の大震災により、1階が鉄骨・鉄筋コンクリート、2階、3階が木造の家屋が全壊した。「地域別・構造別の工事費用表」を基に損害額を計算する場合、どの構造区分を基にすればよいか。

(答)
 住宅の延床面積を構造別に区分し、最も多くの面積を占める部分の構造をもって建物の構造としてIII参考編の別表1「地域別・構造別の工事費用表(1平方メートル当たり)」を適用します。