チャッスー最終日の戦い2

その後、点を取り合って同点のエクストラエンド。

 

谷田選手の2投目(先攻・日本の全体としては3投目)はハウス中心付近の黄へのフリーズ(上図の左側)。
もう少し手前の方がよかったのでは、という声もあるようですが、ともかく赤のガードに隠れる位置で、このまま黄がNo.1を確保し続ければ、日本の勝ちです。

スイスの3投目は、自石ではありますが、赤のガードを排除します(上図の中央)。
後攻で、最後に1点取れば勝ちのスイスとしては、中央が広く空いている方が好都合です。

その次、日本の4投目で、谷田選手はガードを作りに行きましたが、伸びすぎてハウスに入ってしまいました(上図の右側)。

スイスの4投目で、黄は3個とも排除されました(トリプルテイクアウト・下図の左側)。
1時方向の赤も出てしまいましたが、1点を取れば勝ちのスイスには問題ありません。
日本の最終投で、松村選手は(ちょっとは微妙な位置に)黄を置きましたが(下図の右側)、この後のスイスの最終投(図は省略)で排除され、3時方向の赤だけが残ってスイスが勝ちました。


谷田選手の4投目を弁護するとすれば、同じドロー系のショットでも、4人制のときとはスイーパーの数や体制が違うということです。

ミックスダブルスでは、特に日本の場合の多くは、男子選手が投げるときは投げた男子がそのままスイープに入ります。
女子はハウス側からコールします。
小野寺佳歩選手のようなスイープ力が売り物の女子選手なら掃く場合もあったように記憶していますが。)

ガードがあまりハウスから離れすぎると、ハウス内の石を直接狙いにいかれてしまいます。
2人スイープなら、伸びないなと感じてからハードスイープすれば伸ばせないこともないのでしょうが、男子選手でも1人スイープなら、待たずに早めに掃きだしてしまいがちなのかもしれません。

あるいは、その前のフリーズになったショットを含めて、アイスの滑り方が変わってきたのかもしれません。
エクストラエンドに入る頃には、他のシートの試合が終わり、観客にも動きがあってもおかしくないですし。

まあ、そういうことの読みも含めてカーリングなのでしょうが。

 

報道された主なコメント。

NHK
谷田「素直に悔しい。いい試合や1点差のタイトなゲームを繰り返していて、あと1勝しておけば予選突破がどうなったかわからないと思うと、なんでそれが取れなかったのかという思いでいっぱいだ」
「自分たちが主導権を握った形を作ることができず、それができなければ勝つ確率は高まらない。これからまたチームで話をして頑張っていきたい」

松村「後半にしっかりと自分たちのやるべきことをやって追いつき、最後の最後までもつれたのはよかったが、延長で相手にいいショットを決められた。とても悔しい」
「大会を通して自分たちのパフォーマンスはとてもよかったが、劣勢から始まってしまう試合が多くなってしまった分、苦しい展開や勝ちきれない試合があったので反省しないといけない。ただ、尻上がりにパフォーマンスを上げることができたのは収穫だと思う」

時事通信
松村「(五輪枠の)ポイントは考えず、目標のメダルを取りにいくということに向き合っていた。結果的に取れなかったので残念」

 

カーリング未経験者が論評するのもどうかとは思いますが、いいコメントだと思いました。
悔しさが表に出ているのもいい。

フォルティウスのときは、それが出せなかったのか、出さなかったのか、ある意味「前向きに偏り過ぎる」感じ(伝わりにくいかもしれませんが)で、ちょっと反感覚える人があるかもしれないな、と危惧しました。

どのチームにしても、日本代表を応援する気持ちは変わらないのですが。