兵庫県知事問題・中間まとめ1

兵庫県の斎藤元彦知事が、不信任決議を受けて、失職して出直し知事選に出馬意向という会見がありました。

全国的には知事批判の声が圧倒的なようですが、報道を批判する声、知事擁護の声もあるようです。
単なる「逆張り」もあるかとは思いますが・・・

 

そこで、各種報道ではなく、百条委員会(兵庫県議会の文書問題調査特別委員会)の「兵庫県職員アンケート調査」中間報告
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/060823_2.pdf

を基に、私なりに考えていきたいと思います。

なお、おおもとの(元)西播磨県民局長の告発文は、こちらの百条委員会資料の2ページ以降にあります(伏字がいっぱいですが)。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/shingi/documents/bunshoshiryou060719.pdf

以下、*このマークから始まる駄文は、私のコメントです。

 

アンケートの集計
記名:333(7.3%)、無記名4,235(92.7%)、計4,568(R6.8.5午前9時時点)
10-20代:712(15.6%)、30代:751(16.4%)、40代:820(18.0%)、50代:1,624(35.6%)、60代:661(14.5%)

*比率的に無記名が多いのは当然として、それでも300件超が記名というのは、なかなか勇気ある職員が多かった、と思います。
 50代が最多ですが、10代から60代まで、まんべんなく回答があります。


【Q1】五百旗頭真理事長ご逝去に至る経緯について

(記名 A:目撃等により実際に知っている)
渡瀬さんの告発文書で「①五百旗頭理事長ご逝去に至る経緯について」の情報源は私です。4月になって、渡瀬さんから直接確認しました。この文書中、①に書かれている内容は、概ね事実です。詳細については、証人として委員会の場で証言します。

*非公表での証言でしょうから、私たちが内容を直接知ることはできません。ただ、記名、証言意向ありということで、信憑性が高いと考えられます。
 また、告発が「噂をまとめただけ」(副知事だった片山氏談)ではなく、関係職員から直接得た情報が含まれていることが、これで確認できました。


(記名 B:目撃等により実際に知っている人から聞いた)
2月29日、片山(当時)副知事が機構の五百旗頭理事長を訪れ、次期理事会をもって●●●●●●、●●●●●●の副理事長退任を伝えるとともに、五百旗頭理事長の令和6年度中での退任を促したと聞きました(県庁計画課からと、機構からと、どちらの幹部からも聞きました。その退任案についての協議には担当課は全く関与していなかったとのことです)
副知事を通じた知事からの通告に、五百旗頭理事長は非常に憤り、周囲の職員やご家族にその怒りを伝えたと●●●●●●●●●●●●から聞きました。その後1週間で五百旗頭理事長が突然亡くなり、ご遺族の齋藤知事、片山副知事への怒りは相当なものだったとも聞いています。

*「聞いた話」ではありますが、担当課が関与しなかったという異例の事態であったことはわかります。ただ、この【Q1】で、知事の行為の違法性を証明するのは、けっこう難しそうです。
 やはり上記の証言等により百条委員会がどう判断するか。

 

(つづく)