兵庫県知事問題・中間まとめ2

【Q2】令和3年の知事選挙における県職員の事前選挙活動等について

(記名 A:目撃等により実際に知っている)
●●●●●●●に勤務していた際、齋藤氏が姫路総合庁舎に選挙演説に来られるので7級以上の職員は参加するよう事前に話がありました。当時、私の上司であった●●●●●●も7級だったので、8時半から9時までの15分程度の時間ではありましたが、出席されました。選挙目前、2021年7月13~15日のいずれかだったと記憶しています。当時の●●●●●●●●●●は●●●●●●でした。

(無記名 A:目撃等により実際に知っている)
●●●●が姫路庁舎に来た斉藤元彦当時候補者の演説を、管理職に聞きに行くように指示して、所属長等が聞きに行っていた。当時斉藤氏がXに投稿した写メもある。

(無記名 A:目撃等により実際に知っている)
日付は定かではないが、現知事が姫路県民センター前で選挙街頭演説を行った際、当時の●●●●●より管理職は演説を聴きに行くよう指示があった。センター前での演説には一般県民はほとんどおらず、県職員に対するアピールのように感じ、多少疑問に思ったことがあった。

(無記名 A:目撃等により実際に知っている)
渡瀬氏の陳述書のうち「2 知事選挙に際しての違法行為」に関連した「知己を得ている者」と思われる職員の言動について
齋藤知事就任直後の時期、●●●●●●●●●から業務関連の指示を直接受けたため、その状況報告と対応方針の協議を当時の新県政推進室の幹部の1人(渡瀬氏の3月の告発文書で個人名が挙げられているうちの1人)に対して行った。その際、その幹部は「●●●●はすぐ辞めていく立場だから何を言っていようと無視しておけばいい。私は齋藤知事とは宮城県の復興支援で本県職員の派遣を調整していたつながりで、選挙前から懇意にしていて何でも言うことを聞いてもらえる関係性ができている。他の職員とは立場が違う。私が判断すればそれが知事が決めたことになると思ってもらっていい。新県政推進室というのは知事とそういう関係のある幹部の集まりで、特にその中心メンバーである自分たちがブレーンとなってコントロールしていくことになっている。」と公然と発言され、特定の関係性のある幹部だけの不適切な意思決定や能力・経験に基づかない不公正な人事が行われているのではないかと感じた。

*記名、無記名とも、伏字が多くわかりにくいですが、斎藤候補の演説について、組織がらみで動員があったことは可能性が高いと考えられます。
 なお、この時点で斎藤候補は知事ではなく、法律違反を問うとすれば、指示を出した誰か(可能性としては「牛タン倶楽部」の誰か?)だろうと推測されます。


(無記名 D:知らない)
貝原・井戸県政時代の事前運動まがい(県民フォーラム)の方が組織的だった気がする

(無記名 D:知らない)
地方公務員法の規定もあり、県に入って以来選挙に行こうという呼びかけはしたことがあるが、特定の候補の投票を誘引するような発言やSNSの投稿は厳に戒めてきたので、事実とすれば大変残念に感じる。

*推測ですが、井戸氏や貝原氏の頃は、投票への呼びかけ(特定の候補への投票依頼ではなく)だった可能性があります。二人とも政党支援は盤石に近く、投票率さえ高ければ高得票が期待できたので。まあ、道義的にはいろいろ意見があるにしても、合法的とはいえます。
 斉藤氏の場合は、前知事の後継指名はなく、自民系も分裂選挙でしたから危機感が強く、法の枠をはみ出してしまったのかもしれません。

 

(つづく)