兵庫県議会の文書問題調査特別委員会
「兵庫県職員アンケート調査」中間報告 より
https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/060823_2.pdf
【Q7】知事のパワーハラスメントについて
記名
B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた
2023.11.28の東播磨地域づくり懇話会(県立考古博物館)の玄関先で●●●●●●と●●●●●●●●●の2人で待機し、知事到着を待っていた。私は建物内廊下(2枚の自動ドアを挟んだ内側)で待機。会議室には管内市町の首長・議会議長、管内選出の県議会議員の方々がおられ、トイレや電話等で出入りをされることもあり、各方位に注意を向けていた。
気付くと玄関先のお二人の姿が無かったため、知事が到着したと考え引きその場で待機していた。その後、時間が経過(経過時間は不明だが長い・遅いとは感じた)した後、視界に入った際には知事が●●に向かって何かを発言しながら、●●が頭を下げながら玄関に普通と感じる速度で移動してきた。
知事は入館後、我々(他の職員を含む)の挨拶に対して返事を返すことも無く、会釈することも無く、不機嫌そう(あくまで私の主観)に普通に歩いて会場入口を横切り数十メートル先のトイレに入った。トイレ内でトラブルが発生したのではないかと気を揉む位の時間が経過(あくまで私の主観)した後、普通に歩いて会場入口から入室、会議は数分遅れで始まった。
時間と場所はおぼえていませんが、●●●●から直接以下の内容を聞きました。
「車止めが置かれていたことをむっちゃ怒られた」「あんなに怒られたのは小学校以来やった」「最初、知事が怒って、車から降りないと言ったので、結構焦ってしまって、みんな(誰かは不明)でなだめて、やっと降りてもらえた」
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私はパワハラ問題は本命ではない、少なくとも本命の全てではないと考えていますが、これもちょっと気になったので。
私も憶えがありますが、知事とかエライ人の動線となると、部下はどうしても気になる、注意を傾けることになりがちです。
ですが、県全体、組織全体の仕事として考えた場合、「知事の動線」というのは、実はそれほど大した問題ではありません。
(と思えるようになるには、それなりに年月がかかりましたが。)
このアンケートにある「懇話会」が県主催であれば、会議の出席者、市町長や市町議会議長、県議会議員たちがスムーズに会場で着席でき、なるべく機嫌よく発言したり、知事からのお願いがあればそれを聞いてもらえるようにすること、ではないでしょうか。
知事が20mや30m、よけいに歩いたり不機嫌になったりしても、他の会議出席者に問題が起こったりするより、ずっとマシなはずです。
(なお、知事自身が車椅子利用者など、移動制約者である場合は別です。)
民間、たとえば中小企業でも巨大企業でも、株式会社が主催して、取引先や同業他社などを招いて会議やイベントを開くとします。
自社の社長の動線より、来客の処遇の方をずっと重視するのではないでしょうか。
百条委員会やその後の記者会見等での知事の言動には、そういう観点が感じられませんでした。
懇話会の担当の人々、(一般論として)知事の機嫌は気にしなくていいよ。
無記名
B:目撃、経験等により実際に知っている人から聞いた
パワハラなのか職員の働き方を無視した仕事の指示なのかは判断が難しいですが、21時を過ぎてから携帯で上司より指示がありました。内容は、翌朝すぐに知事のSNSからリンクを張るためのHPを作成するよう●●●●●●●●●●●●から指示があったとのこと。
資料配布に合わせて記者発表資料以外のHPを作成していないと知事に怒られるようだと聞きました。
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この手の問題も複数の回答があったようですが、パワハラに当たるかどうか、みたいなことについては百条委員会で審議されるとして。
このような事案のとき、超勤手当は支給していますか?
知事が直接連絡した相手は何らかの管理職なのでしょうが、一般の担当まで指示が広がると、時間外手当(超勤手当)が必要になると考えられます(一度きり、ごく短時間で、ごくまれに、ということではないようですね、全庁的には)。
知事が直接連絡した相手が管理職であったとしても、(まあ副知事クラスは別にして)一般的に管理職に超勤手当が支給されないのは、管理職自身が自分の裁量で労働時間をコントロールできるから、という理由もあるはず。
もし、知事の時間外指示の多発により、その要件が満たされないのが実情なら、管理職に対しても超勤手当の支給が必要になるかもしれません。
斎藤君、この件については、お得意の弁護士への相談はしましたか?