イスラエルに1年以内のパレスチナ占領政策終了求める決議採択 国連総会
AFP=時事 9/19(木) 17:55配信
【AFP=時事】国連(UN)総会の特別会合で18日、イスラエルによるパレスチナ占領政策を12か月以内に終わらせることを求める決議案を賛成多数で採択した。従わない場合には制裁を科すことを求めている。賛成124、反対14、棄権43だった。
決議案は、今年に入って国連での資格格上げを勝ち取ったパレスチナが提出。1967年以降のイスラエルによる占領は「違法」だとする国際司法裁判所(ICJ)の勧告的意見に基づいているが、決議に拘束力はない。
(略)
イスラエルのほか、米国、ハンガリー、チェコ、一部島しょ国は反対票を投じた。
決議は、イスラエルに対し、採択から「12か月以内」の軍の撤収を求めている。草案段階では6か月以内となっていた。
このほか、新規の入植の停止、接収した土地・財産の返還、追放されたパレスチナ人の帰還に道を開くことなども盛り込まれた。
また、イスラエルへの武器供与については「パレスチナの占領地域で使用されることが合理的に疑われる」場合には、各国に提供停止に向けた措置を講じるよう求めている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cc26978a3247a312d871bc307aeffe7821b8bd9
賛否等の内訳です(国連公式サイトの画像から拾いました)。
賛成124:アルジェリア、アンドラ、アンゴラ、アンティグア・バーブーダ、アルメニア、アゼルバイジャン、バハマ、バーレーン、バングラデシュ、バルバドス、ベラルーシ、ベルギー、ベリーズ、ブータン、ボリビア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ボツワナ、ブラジル、ブルネイ、ブルキナファソ、ブルンジ、カーボ・ヴェルデ、カンボジア、チャド、チリ、中国、コロンビア、コモロ、コートジボワール、キューバ、キプロス、北朝鮮、ジブチ、ドミニカ、エジプト、エルサルバドル、エリトリア、エストニア、フィンランド、フランス、ガボン、ガンビア、ガーナ、ギリシャ、グレナダ、ギニア、ギニアビサウ、ガイアナ、ホンジュラス、アイスランド、インドネシア、イラン、イラク、アイルランド、ジャマイカ、日本、ヨルダン、カザフスタン、クウェート、キルギス、ラオス、ラトビア、レバノン、レソト、リビア、マレーシア、モルディヴ、マリ、マルタ、マーシャル諸島、モーリタニア、モーリシャス、メキシコ、モナコ、モンゴル、モンテネグロ、モロッコ、モザンビーク、ミャンマー、ナミビア、ニュージーランド、ニカラグア、ニジェール、ナイジェリア、ノルウェー、オマーン、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポルトガル、カタール、ロシア、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、サンマリノ、サウジアラビア、セネガル、セーシェル、シエラレオネ、シンガポール、スロベニア、ソロモン諸島、南アフリカ、スペイン、スリランカ、スーダン、スリナム、シリア、タジキスタン、タイ、ティモール、トリニダード・トバゴ、チュニジア、トルクメニスタン、トルコ、ウガンダ、アラブ首長国連邦、タンザニア、ウズベキスタン、ベトナム、イエメン、ジンバブエ
棄権43:アルバニア、豪州、オーストリア、ブルガリア、カメルーン、カナダ、コスタリカ、クロアチア、コンゴ民主共和国、デンマーク、ドミニカ共和国、エクアドル、エチオピア、ジョージア、ドイツ、グァテマラ、ハイチ、インド、イタリア、ケニア、キリバス、リベリア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ネパール、オランダ、北マケドニア、パナマ、ポーランド、韓国、モルドバ、ルーマニア、ルワンダ、サモア、セルビア、スロバキア、南スーダン、スウェーデン、スイス、ウクライナ、英国、ウルグアイ、バヌアツ
反対14:アルゼンチン、チェコ、フィジー、ハンガリー、イスラエル、マラウィ、ミクロネシア連邦、ナウル、パラオ、パプアニューギニア、パラグアイ、トンガ、ツバル、米国
不投票12:アフガニスタン、ベニン、中央アフリカ、コンゴ共和国、赤道ギニア、エスワティニ、マダガスカル、サントメ・プリンシペ、ソマリア、トーゴ、ベネズエラ、ザンビア
※太字はNATOなど米国の主要な同盟国とみなされる国(やや主観的)