日本選手権の競技形式変更

最近、世界でも国内でもいろいろありますが、今回は久しぶりにカーリングの話題。
今季(2023-24シーズン)は、日本選手権(男女)も、ミックスダブルス選手権も、一次・二次リーグを経てのプレーオフとなります。
< >内は昨季(2022-23シーズン)の状況、【 】内は今季の出場確定者です。

 


日本カーリング選手権大会の競技形式について
http://www.curling.or.jp/committee/competition/jcc-form.html

日本カーリング選手権大会の競技形式について、2023-24シーズンより下記のとおり変更しました。

1.出場チーム(計10チーム)<昨季は9チーム>
 1)地方ブロック代表チーム 5チーム
   (北海道・東北・関東・中部・西日本 各1チーム)
 2)前回優勝チーム 1チーム 【女子:ロコ・ソラーレ、男子:SC軽井沢クラブ
 3)前回準優勝チーム 1チーム 【女子:SC軽井沢クラブ、男子:北見協会】
 4)強化委員会推薦チーム 3チーム <昨季はワイルドカード2枠>
  (WCF世界チームランキング上位チームとする。当該シーズン2大会までのポイントと前年シーズンのポイント75%が反映させるランキングが決定される期間の最終日の順位を基準に決定する。2022-23シーズンにおいては2022年10月4日の順位に相当。https://worldcurling.org/teamrankings/calculations)
   ※WCF世界チームランキング決定の計算方法等に変更があった場合は、強化委員会推薦チーム決定方法を再度検討する。

2.競技方式
  競技は、一次予選リーグ(2グループ)、二次予選リーグ(1グループ)、プレーオフ(決勝トーナメント)で構成される。
 1)一次予選リーグ
   ・5チームずつの2グループで実施する。
   ・グループ毎の総当たり戦を実施する。
 2)二次予選リーグ
   ・一次予選リーグ上位6チーム(各グループ上位3チームずつ)で実施する。
   ・総当たり戦を実施する。ただし一次予選リーグとの同一対戦相手については、試合を行わず、一次予選リーグでの試合結果を持ち越す。
 3)プレーオフ(決勝トーナメント)
   ・準決勝 二次予選リーグ2位と3位との対戦。
   ・決勝  二次予選リーグの1位と準決勝の勝者との対戦。

 

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日本ミックスダブルスカーリング選手権の競技形式について
http://www.curling.or.jp/committee/competition/jmxcc-form.html

日本ミックスダブルスカーリング選手権大会の競技形式について、2023-24シーズンより下記のとおり変更しました。

1.出場チーム(計18チーム)<昨季は21チーム>
 1)地方ブロック代表チーム 10チーム
   (北海道・東北・関東・中部・西日本 各2チーム)<昨季は各3チーム>
 2)前回優勝チーム 1チーム 【松村・谷田】
 3)前回準優勝チーム 1チーム 【小穴・青木】
 4)強化委員会推薦チーム 6チーム <昨季は4チーム>
   (強化委員会推薦チーム選考合宿の結果による)

2.競技方式
  競技は、一次予選リーグ(3グループ)、二次予選リーグ(1グループ)、プレーオフ(決勝トーナメント)で構
 成される。
 1)一次予選リーグ
   ・6チームずつの3グループで実施する。
   ・グループ毎の総当たり戦を実施する。
 2)二次予選リーグ
   ・一次予選リーグ上位6チーム(各グループ上位2チームずつ)で実施する。
   ・総当たり戦を実施する。ただし一次予選リーグとの同一対戦相手については、試合を行わず、一次予選リーグでの試合結果を持ち越す。
 3)プレーオフ(決勝トーナメント)
   ・準決勝 二次予選リーグ2位と3位との対戦。
   ・決勝  二次予選リーグの1位と準決勝の勝者との対戦。

3.その他
  2022-23シーズンまでの大会日程より日程を1日延長し、月曜日から日曜日までの7日間の競技日程とする。
  月曜日に公式練習、チームミーティング等を実施する。
  火曜日に一次予選リーグの試合を開始する。

 

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二次リーグ制についての賛否は別にして・・・


ミックスダブルスは、ブロック代表を減らし(計5)、強化委員会推薦を増やし(2)、全体で3減となります。

 

男女4人制については、ワイルドカード2枠(各ブロック準優勝チームによるトーナメント)がなくなり、世界ランキング上位チーム3枠が推薦枠となります。
その推薦チームの決定と、ブロック予選との時期の前後関係がわかりにくいのですが・・・

 

つまり、ブロックで優勝できなかった有力チームの救済なのか、それともランク上位者はブロック予選に出なくてよいということなのか。
後者の方が妥当な気はしますが、10月4日頃のランキングが出てからということだとブロック予選(北海道なら、さらにその前に地区予選などがある)のスケジュールが大変かもしれません。

 

ちなみに、女子の昨季最終ランキングは
(4):ロコ・ソラーレ、19:中部電力、25:フォルティウス、(44):SC軽井沢クラブ、(70):大学選抜、75:ロコ・ステラ、98:フィロシーク青森、102:STRHAL、103:北海道銀行
(カッコ内はすでに出場権があるか、昨季のみの選抜チーム。)

 

中部電力は中部ブロックでも普通に優勝しそうですが(SC軽井沢クラブは昨季準優勝でブロック予選には出ない)、北海道ブロックは、この規定の解釈によって影響が大きそうです。