「異次元」というなら・・・

「異次元の少子化対策」などといわれますが、仮にも「異次元」という言葉を冠するなら、もっと常識を超えた発想があってもよいと思います。
手当など、給付や所得保障関係の発想なら、そのへんの政治家でも官僚でもできるでしょう。
(必ずしも、それが悪いというわけではありません。異次元というほどではないという意味です。)

 

たとえば・・・


・妊婦の現住所でも(里帰り出産をする場合の)実家でも、近くの産婦人科が利用できるようにする。
 少なくとも、島嶼部、中山間地などの過疎地でも、事前宿泊をしないでも出産ができるようにする。


・複数の子を育てる場合、兄弟姉妹が同一の保育所(または認定こども園など)を利用できるようにする。


・PTAの負担軽減。無理やり役員を押しつけられることがないようにする。


・そもそも学校行事など子どもに関する負担が多すぎる。修学旅行など子ども自身が望む行事はともかく、大人(文部科学省を含む)が惰性で継続している行事は、教師の負担軽減のためにも見直すべきではないか。


・世界カーリング選手権を見ていると、妊娠中や出産後数カ月以内の選手が出場している(スウェーデンやカナダなど)。産休や育休を希望する人々が取得できるようにするのは必要なことだが、本人の心身の状況が許せば、休みを取らずに社会的に活躍できるような支援も必要ではないか。


・たとえば男性(父親)の育休取得率を高めるということに反対はしないが、父親も母親も育休を取らなかったとしても子どもの成育に悪影響が出ないように社会的支援を充実させるということも検討すべきではないか。

 

・結婚をためらう男女(どちらも一人っ子など)の背中を押す意味でも、「夫婦選択別姓制度」については早急に導入する。

 

ちょっと思いつくままに並べてみましたが、いかがでしょう?
それぞれ、実現するためには、手当などを増やすよりももっとお金がかかるかもしれませんが。