軽井沢国際カーリング

軽井沢国際カーリング選手権の記事が、けさ(12月19日)の読売新聞でそこそこの面積で掲載されていました。
ネット上に一般公開されている記事ではないので、概要だけ紹介すると、

 

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SC軽井沢ク 成長のV
 カーリング・軽井沢国際選手権最終日(18日・長野県軽井沢アイスパーク)-男子決勝は日本選手権優勝のSC軽井沢クが、TM軽井沢を5-4で破り、優勝を果たした。女子は3位決定戦で日本選手権4位のフォルティウス北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレに7-4で勝った。
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以下、「合宿で結束強く」のサブ見出しに続いて、SC軽井沢クラブについて、(失礼ながらマイナー競技扱いの男子カーリングとしては)まとまった記事が書かれていました。
12cm×8cm余の写真もありました。


そのそばに、「ロコ 逆転負け」の見出しがあり、3位決定戦に負けたロコ・ソラーレに焦点を合わせた記事が、吉田知那美選手のコメントを含めて掲載されていました。

軽井沢国際はワールドカーリングツアー(WCT)のひとつであり、外国の代表クラスのチームも参加しますが、五輪や世界選手権、それらの出場権争いにつながるパンコンチネンタル選手権(PCCC)などに比べれば、一般的な知名度では劣ります。
にもかかわらず、FIFAワールドカップはもちろん、スピードスケートのワールドカップその他のスポーツであふれる紙面の一角を確保したのは、カーリング界にとっては大きなことだろうと思います。

 

特に、男子の決勝が大きく扱われたのはよかった。

 

これで、女子の決勝(日本チームはいませんが、平昌五輪銀で有名になった「メガネ先輩」と、今季のPCCCでロコ・ソラーレと激闘を繰り広げたチーム・エイナーソンの対決です)にも触れて、3位決定戦も勝者であるフォルティウスに焦点を当てた記事が掲載されていたら、読売新聞をほめるところでしたが。

 

フォルティウスは、北海道選手権出場前に複数メンバーの新型コロナ感染が判明したため、今季の日本選手権出場はできなくなりました。
そういう事態を乗り越えての3位入賞(優勝だったらもっとよかった、という声はあるのでしょうが)は、詳しく取材をする価値はあったように思います。

 

ロコ・ソラーレは、海外での連戦の疲れがあったのは事実でしょう。
(日本のアイスとの違いもあったかもしれませんが、それはチーム・エイナーソンなども同じ。)

この後もミックスダブルス関連の合宿みたいなのがあるようで、なかなか休めないのかもしれませんが、日本選手権はシード(前回優勝)なので、それに合わせて調整はしてくるものと思います。

 

なお、準決勝進出は逃しましたが、ロコ・ソラーレに競り勝った北海道銀行(リラーズ)、中部電力に勝ちチーム・エイナーソンとも接戦を演じたロコ・ステラの今後にも注目です。