北京五輪デンマーク戦2

デンマーク北京五輪女子カーリングでは、結果として10位に終わりました。
また、最近のオリンピックでは日本にとって相性がよい方ですが、スキップのマドレーヌ・デュポン選手は百戦錬磨で、世界選手権で銀メダルを獲得したことがあります。

2022年3月25日配信の「#カーリング沼」(猫の道端ちゃんと吉田姉妹が登場した回です)によると、デュポン選手がよすぎて、プレッシャーをかけても崩れないので、他の3選手にかけ続けたとのこと。
デュポン選手のショットのスイープをするのもコールをするのも他の選手なので、と。

なるほど。

 

 

ということで、10エンド、デンマークの最終投。(図1)
赤(日本)のNo.2を排除して、投げたストーン(シューター)がNo.1になりました。
ただし、黄色(デンマーク)も影響があり、それまでNo.4だったストーンが排除され、No.5も「辺境」に追いやられました。
そして、No.1だった黄色が3時方向の微妙な位置に動きました。

 

 

この場面で、吉田知那美選手は、ほぼ即座にダブルテイクアウトで3点取る作戦を示します。(図2)
藤澤五月選手は、別のショットを考えていたようです(前記事参照)。
また、デュポン選手も、2点を許して延長戦(エクストラエンド)になると思っていたとのことです。
(なお、図の緑色のコースは私の想像にすぎません。また、画像再作成に際して2人の配置を猫とブラシのイラストで表しているのは、単なる手抜きです。)

 

 

「まさか3点取られるとは…」デンマークのスキップも藤沢五月の超絶ショットにあ然【北京五輪カーリング
中日スポーツ 2022年2月12日 14時58分
https://www.chunichi.co.jp/article/417265

 ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月(30)が投じたラストショットは相手の心も打ち砕いた。
 デンマークのスキップ、M・デュポンはミックスゾーンで涙を流した。「2点を許して延長戦になると思って気持ちの準備をしていた。まさか3点を取られるとは思わなかった。時には不運があると思って前に進むしかない」
 そう振り返るのは、最後の悲劇の瞬間までイメージ通りにゲームを進めてきた自信があったからだ。「スコア上は接戦だったから外からは分かりにくいかもしれないけど、私たちはずっといいプレーを続けていた」。1点スチールを許した第2エンドからは、有利な後攻は3エンド連続で複数点を重ねた。
 「自分たちもいいプレーをしたし、日本もいいプレーをした。結果を受け入れて、今は次の試合に向け、強い気持ちを持って切り替えるしかない」
 ロコ・ソラーレのサード吉田知那美(30)は「今日はデンマークのスキップの選手がすごくさえていた。どれだけ形を作ってもファインセーブされて、我慢しなきゃいけない展開が10エンドまで続いた。最後まで諦めなくて本当に良かった」と話した。
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もう少しだけ続きます。