世界禁煙デー

世界禁煙デー」 若い世代への啓発を重点的に
NHK関西 NEWS WEB 05月31日 16時36分

5月31日は「世界禁煙デー」です。
たばこは若いころから吸い始めると特にリスクが高まることから、大学生にたばこの害を伝える呼びかけが大阪・吹田市で行われました。

5月31日はWHO=世界保健機関が定めた「世界禁煙デー」で、厚生労働省はこの日からの1週間を「禁煙週間」としていて、各地で啓発活動が行われます。
これにあわせて、大阪・吹田市では市内にある関西大学で、市の職員が市のマスコットキャラクター「すいたん」とともにたばこの害を伝えるチラシを学生に配布しました。
また、たばこが外見的にも老化を早めてしまうことを知ってもらおうと、吸う人と吸わない人に分かれた40歳の双子の顔を再現した写真も用意して、学生に紹介していました。
若いころから吸い始めるとニコチンへの依存やがんのリスクがより高くなることから、厚生労働省はことしの「禁煙週間」では若い世代への啓発を重点的に行うことにしています。
民法の改正で先月(4月)から成人年齢が18歳に引き下げられましたが、20歳未満の喫煙は禁止されています。
19歳の男子学生は「周りでは吸っている人が多いけど、自分は吸わないようにしようと思う」と話しました。
呼びかけを行った吹田市健康まちづくり室の今井里佳さんは「学生たちに関心を持ってもらえる機会になったのではと思う」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220531/2000061764.html

 


念のため。
20歳未満の喫煙は法律で禁止されていますし、若い時期から吸うのは、健康への影響がより大きいとは思いますが、20歳になったら吸ってもよい(健康への悪影響が少ない)とは思わない方がいいです。

「ずっと吸ってきて、今さら禁煙できない」というようなお年寄りはともかくとして、どの年齢層でも喫煙歴のない人は始めるべきでないし、勧めるべきではありません。

 

ところで、NHKのこの放送では、「近畿各府県の喫煙率」というのも紹介されていました。

概要としては、

 

・喫煙率は減少傾向。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」によると、2019年の時点の喫煙率は全国で18.3%。
・近畿の2府4県では、喫煙率の低かった順に▼奈良が15.3%(全国1位)、▼兵庫が15.7%(同2位)、▼京都が15.8%(同3位)、▼滋賀が16.0%(同6位)、▼和歌山が17.5%(同17位)、▼大阪が19.1%(同34位)。

・大阪を除く5つの府県はいずれも全国平均より低い。
・この調査は3年ごとに行われていて、奈良は2013年から3回連続で全国で最も喫煙率の低い県になっている。

 

まあ、低い府県はいいのですが、関西で大阪だけ高いのはなぜでしょう?

 

そういえば、大阪市長は、わざわざ公用車の中で喫煙していましたよね?

 

新型コロナで喫煙者の重症化率が(非喫煙者よりも)高いのは報道されていたと思いますが、大阪府の人口あたり死亡者数が多いのは(たしか全国1)、喫煙率も関係しているのでしょうか?
単純な要因ではなさそうな気もしますが、調べてみる価値はありそうに思いますが。