日本女子カーリング略史9

チーム青森・第2期>

 

2007.2 日本選手権
 優勝:チーム青森青森県目黒萌絵本橋麻里山浦麻葉寺田桜子、余湖明日香
 2位:チーム長野(長野県) 3位:チーム常呂中学校(北海道)

2007.3 世界選手権 優勝:カナダ 2位:デンマーク 3位:スコットランド
 日本8位(4-7)青森CC 目黒萌絵本橋麻里山浦麻葉寺田桜子、余湖明日香

2006.12 日本ジュニア選手権 優勝:常呂(北海道) 2位:チーム軽井沢(長野県) 3位:北見(北海道)

2007.3 世界ジュニア選手権 優勝:スコットランド 日本出場なし

 

 トリノ五輪後、チーム青森から小野寺歩林弓枝が抜け、山浦麻葉が加入。
 日本選手権は、チーム青森北海道大学の余湖明日香がリザーブとして加わり優勝。世界選手権もこのメンバーで出場した。
 なお、日本選手権の3位には前年度に続きチーム常呂中学校が入っている。このときのメンバーは、吉田知那美小野寺佳歩吉田夕梨花鈴木夕湖という、のちのオリンピアンたちで構成されていた。
 世界ジュニア選手権には日本は出場できなかったが、この年に優勝したスコットランドチームには、のちに日本代表と熱戦を繰り広げることになるイブ・ミュアヘッドがサードとして出場している。


2008.2 日本選手権
 優勝:チーム青森青森県目黒萌絵本橋麻里山浦麻葉石崎琴美近江谷杏菜
 2位:チーム長野(長野県) 3位:チーム常呂(北海道)

2008.3 世界選手権 優勝:カナダ 2位:中国 3位:スイス
 日本4位(9-6 予選リーグ7-4で4位)青森CC 目黒萌絵本橋麻里山浦麻葉石崎琴美、近江谷杏奈

2007.12 日本ジュニア選手権
 優勝:チーム北見(北海道)藤澤五月、藤澤汐里、岡部結衣、篠尾円佳
 2位:常呂協会(北海道) 3位:御代田ジュニア(長野県)

2008.3 世界ジュニアカーリング選手権 優勝:スコットランド 2位:スウェーデン 3位:カナダ
 日本7位(3-6)藤澤五月、藤澤汐里、篠尾円佳、岡部結衣、古瀬雪菜

 

 チーム青森寺田桜子が体調不良のため、休養期間を経て脱退。石崎琴美近江谷杏菜が相次いで加入し、日本選手権(優勝)、世界選手権(4位)など、このメンバーで戦った。世界選手権の4位は過去最高タイ。
 なお、日本選手権の準優勝はチーム長野、3位には、のちに北海道銀行フォルティウス)で活動することになる吉村彩也香らのチーム常呂が入った。
 日本ジュニア選手権は、のちにロコ・ソラーレなどで活躍する藤澤五月らのチーム北見が優勝。2位の常呂協会は近江谷杏奈や、ロコ・ソラーレ創設時メンバーの一人となる江田茜が入っている。また、予選リーグ4位の軽井沢中学には松村千秋、清水絵美ら、予選リーグ6位の軽井沢には市川美余らがいた。市川は高3、清水は高2、藤澤は高1、松村は中3。
 チーム北見は世界ジュニア選手権で7位だったが、このとき優勝したのは、ミュアヘッドがスキップを務めるスコットランドだった。


2009.2 日本選手権
 優勝:チーム青森(北海道)目黒萌絵本橋麻里山浦麻葉石崎琴美近江谷杏菜
 2位:常呂高校(北海道) 3位:軽井沢(長野県)

2009.3 世界選手権 優勝:中国 2位:デンマーク 3位:カナダ 日本は出場なし

2008.11 日本ジュニア選手権
 優勝:チーム北見(北海道)藤澤五月、藤澤汐里、岡部円佳、笠原初菜
 2位:常呂高校wins(北海道) 3位:JJ常呂(北海道)

2009.3 世界ジュニア選手権 優勝:スコットランド 2位:カナダ 3位:スイス
 日本10位(2-7)藤澤五月、藤澤汐里、岡部結衣、篠尾円佳、土屋海

 

 日本選手権は優勝がチーム青森。吉村紗也香が率いる常呂高校が2位に入った。
 日本ジュニア選手権は藤澤五月らのチーム北見が優勝。吉村紗也香らの常呂高校winsが準優勝、3位に入ったJJ常呂吉田知那美小野寺佳歩鈴木夕湖吉田夕梨花という常呂中学校ROBINSメンバー。予選リーグ4位の長野ジュニアは市川美余、佐藤美幸らのチーム。
 世界ジュニア選手権にはチーム北見が出場し、10位に終わった。優勝したスコットランドにはミュアヘッド、6位のスウェーデンにはアンナ・ハッセルボリという、のちにオリンピックなどで活躍する選手の名前が見える。

 

(敬称略・つづく)