日本女子カーリング略史7

シムソンズからフォルティウスへ>

 

2002.2 ソルトレークシティー五輪 優勝:英国 2位:スイス 3位:カナダ
 日本2-7(10チーム中8位)加藤章子、林弓枝小野寺歩、小仲美香、石崎琴美
 対米国×、英国×、ドイツ×、スイス×、スウェーデン×、カナダ×、ノルウェー×、ロシア〇、デンマーク

2002.2-3 日本選手権
 優勝:POCKET(北海道)三村容子、近藤ゆかり、吉田富美江、柴谷末子、堀口早苗
 2位:河西建設女子 3位:シムソンズ

世界選手権は日本出場なし

2002.1 日本ジュニア選手権 優勝:マリリンズ(北海道) 2位:スーパーラバーズ(北海道) 3位:空知こざくら(北海道)

2002.3 世界ジュニア選手権 優勝:米国 2位:スウェーデン 3位:カナダ
 日本10位(1-8)本橋麻里、山崎奈央子、小林恵美 佐々木美奈 近江谷杏菜

 

 ソルトレークシティー五輪は、シムソンズ石崎琴美も加わったメンバーで出場し、8位。
 日本選手権はPOCKETが優勝。三村容子、近藤ゆかりら、メンバーから見て常呂町系のチームと思われる。準優勝が河西建設、シムソンズは3位。なお、空知こざくらが6勝2敗で予選リーグ3位になっている。
 日本ジュニア選手権はマリリンズが優勝。スキップの本橋麻里はこのとき中学3年。また、のちにチーム青森などで活動する近江谷杏菜は、本橋より3学年下で、マリリンズに加わっている。マリリンズは世界ジュニア選手権にも出場し、チームは最下位に終わったが、本橋個人はリンク内外のスポーツマンシップの奨励を目的とする「スポーツマンシップアワード」を受賞した。


2003.2 日本選手権
 優勝:河西建設女子(北海道)青田しのぶ、岡崎ゆかり、湊谷絵梨子、石崎琴美、辻井里美
 2位:PicTic(長野県) 3位:RINGO STARS(青森県

2003.4 世界選手権 優勝:米国 2位:カナダ 3位:スウェーデン
 日本10位(3-6)北見CC 青田しのぶ、岡崎ゆかり、湊谷絵梨子、石崎琴美、辻井里美

2003.1 日本ジュニア選手権 優勝:スーパーラバーズ(北海道) 2位:マリリンズ(北海道) 3位:WISH(長野県)

2003.3 世界ジュニア選手権 優勝:カナダ 2位:米国 3位:イタリア
 日本5位(5-5 予選リーグ5-4)小林愛、山崎亜規子、小林恵美、馬渕恵、山崎奈央子

 

 日本選手権は河西建設が優勝し、世界選手権にも出場。なお、シムソンズのメンバーのうち、小野寺歩林弓枝青森県に移り「RINGO STARS」というチームで日本選手権に出場し、3位となっている。
 日本ジュニア選手権はスーパーラバーズが優勝。本橋麻里のマリリンズは準優勝。3位のWISHは、市川美余、清水絵美、佐藤美幸ら、のちに中部電力で活動することになるメンバーが入っていたと思われる。
 世界ジュニア選手権はスーパーラバーズが出場し、5位に入っている。


2004.2 日本選手権
 優勝:フォルティウス青森県目黒萌絵林弓枝小野寺歩寺田桜子
 2位:ラヴァーズ(北海道) 3位:河西建設女子(北海道)

2004.3 トリノ五輪代表候補選考会 優勝:チーム目黒(青森県) 2位:チーム小林(常呂

2004.4 世界選手権 優勝:カナダ 2位:ノルウェー 3位:スイス
 日本7位(4-5)北見CC 青田しのぶ、岡崎ゆかり、湊谷絵梨子、石崎琴美本橋麻里

2004.1 日本ジュニア選手権 優勝:スーパーラバーズ(北海道) 2位:WISH(長野県) 3位:brave(長野県)

2004.3 世界ジュニア選手権 優勝:ノルウェー 2位:カナダ 3位:スウェーデン
 日本8位(3-6)常呂CC 小林愛、山崎亜規子、小林恵美、馬渕恵、吉田菜津季

 

 日本選手権は、シムソンズ系の小野寺歩林弓枝と、空知こざくら系の目黒萌絵寺田桜子から成るフォルティウスが優勝。トリノ五輪代表候補選考会で優勝したチーム目黒も同じチームで、のちにチーム青森として世に知られることになる。
 世界選手権は、日本選手権の前年度優勝者・河西建設が出場。なお、本橋麻里が加わっている。
 日本ジュニア選手権はスーパーラバーズが優勝。世界ジュニア選手権にも出場している。
 なお、日本ジュニア選手権3位のbraveは、のちにチーム青森で活動する山浦麻葉がスキップのチーム。

 

(敬称略・つづく)