<チーム青森・第1期>
2005.2 日本選手権
優勝:チーム土屋(長野県)土屋由加子、園部淳子、園部智子、亀山智恵美、佐藤みつき
2位:青森県協会 3位:チーム松村(長野県)
2005.3 世界選手権 優勝:スウェーデン 2位:米国 3位:ノルウェー
日本9位(3-6)青森CC 林弓枝、小野寺歩、本橋麻里、寺田桜子、小林愛
2005.1 日本ジュニア選手権 優勝:チーム掛川(長野県) 2位:チーム岩崎(長野県) 3位:チーム近江谷(北海道)
2005.3 世界ジュニア選手権 日本出場なし
日本選手権はチーム土屋が優勝。PicTicとして活動してきた長野系のチームである。
世界選手権は、日本選手権の前年度優勝者であるフォルティウスが出場。なお、規約により、所属する法人・団体名、学校名、協会名、地域名、代表者名(多くはスキップ名)以外はチーム名として使えなくなったため、青森県協会、チーム目黒、のちにチーム青森がその時点での正式名称となる。なお、本橋麻里が加入し、また、目黒萌絵の負傷があり一時的に小林愛が加わっている場合もある。
日本ジュニア選手権はチーム掛川が優勝。市川美余らが属するWISHの流れと思われる。2位のチーム岩崎は信州大学の女子チームで、メンバーに山浦麻葉がいたという情報がある。3位のチーム近江谷は、のちにチーム青森などで活動する近江谷杏菜がスキップをしていた。
2005.11 トリノ五輪日本代表選考会
チーム青森がチーム長野に勝ち代表に決定
2006.2 トリノ五輪 優勝:カナダ 2位:フィンランド 3位:米国
日本(チーム青森)4-5(10チーム中7位)小野寺歩、林弓枝、本橋麻里、目黒萌絵、寺田桜子
対ロシア×、米国〇、ノルウェー×、デンマーク×、カナダ〇、スウェーデン×、英国〇、イタリア〇、スイス×
2006.3.8 日本選手権
優勝:チーム青森(青森県)小野寺歩、林弓枝、本橋麻里、目黒萌絵、寺田桜子
2位:チーム長野(長野県) 3位:チーム常呂中学校(北海道)
2006.3.18-26 世界選手権 優勝:スウェーデン 2位:米国 3位:カナダ
日本11位(3-8)チーム長野 土屋由加子、園部淳子、園部智子、亀山智恵美、佐藤みつき
2005.12 日本ジュニア選手権 優勝:常呂(北海道) 2位:チーム軽井沢(長野県) 3位:南富良野(北海道)
2006.3 世界ジュニア選手権 日本出場なし
日本選手権は、2004年がチーム青森(当時はフォルティウス)、2005年はチーム長野(当時はチーム土屋)が優勝したが、トリノ五輪の前年11月に五輪出場をかけて決定戦を行った。チーム青森が国際大会実績でのアドバンテージ1勝を含め2勝とし、日本代表となった。
なお、日本としての五輪出場権は、直近3年の世界選手権成績(03年10位・3P、04年7位・4P、05年9位・1.5P、計8.5P→世界8位)により確保している。
トリノ五輪では10チーム中で予選リーグ7位であったが、日本の五輪カーリング競技としては過去最高の4勝(5敗)を挙げた。
五輪後の日本選手権はチーム青森が優勝、チーム長野が準優勝、3位にはチーム常呂中学校(常呂中学校ROBINS)が入った。常呂中は、のちにロコ・ソラーレなどで活動する吉田知那美、鈴木夕湖、それに北海道銀行(フォルティウス)などで活動することになる小野寺佳歩らのチームで、このとき彼女らは中学2年。予選リーグでチーム青森を破るなど旋風を巻き起こした。
日本ジュニア選手権で準優勝のチーム軽井沢は市川美余らのWISH、チーム掛川という流れのチームと思われるが、常呂と南富良野については詳細不明。
余談だが、2006年2月に、映画「シムソンズ」公開されている。カーリングを題材にした青春映画だが、設定は現実のシムソンズとは一致していない。
(敬称略・つづく)