日本女子カーリング略史5

長野五輪の頃>

 

1997.2 日本選手権
 優勝:全日本(オリンピックチーム)大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美
 2位:シムソンズ(北海道) 3位:トムコリンズ(長野県)

1997.4 世界選手権 優勝:カナダ 2位:ノルウェー 3位:デンマーク
 日本4位(6-5 予選リーグ6-3で3位)帯広CC 大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美

1996.12 日本ジュニア選手権 優勝:シムソンズ(北海道) 2位:空知こざくら(北海道) 3位:東光舗道(北海道)

1997.3 世界ジュニア選手権 優勝:スコットランド 2位:スウェーデン 3位:カナダ
 日本5位(5-4)シムソンズ 加藤章子、林弓枝小野寺歩、堀美香、小林愛

 

 世界選手権は、大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美というオリンピック用の選抜メンバーが代表チームを構成。なお、世界選手権の4位は日本の過去最高順位。
 日本選手権もこの「オリンピックチーム」が優勝。シムソンズは加藤抜きだったが、この頃からホワイトエンジェルの堀美香が加わり、林弓枝小野寺歩らとともに2位に入っている。3位は長野系のトムコリンズ
 日本ジュニア選手権はシムソンズが優勝、2位は北海道南富良野町の空知こざくら。
 世界ジュニア選手権も加藤を含めたシムソンズが出場している。


1998.3 日本選手権 優勝:チームジャパン 大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美
 2位:シムソンズ(北海道) 3位:PicTic(長野県)

1998.2 長野五輪 優勝:カナダ 2位:デンマーク 3位:スウェーデン
 日本2-5(8チーム中5位タイ)大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美
 対英国×、ドイツ〇、カナダ×、スウェーデン×、ノルウェー〇、デンマーク×、米国×

1998.4 世界選手権 優勝:スウェーデン 2位:デンマーク 3位:カナダ
 日本8位(2-7)帯広&常呂CC 大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美

1997.12 日本ジュニア選手権 優勝:シムソンズ(北海道) 2位:ピックティック(長野県) 3位:空知こざくら(北海道)

1998.3 世界ジュニア選手権 優勝:カナダ 2位:日本 3位:スウェーデン
 日本9-2(予選リーグ8-1で1位)シムソンズ 加藤章子、林弓枝小野寺歩、堀美香、小林愛

 

 1997-98シーズンは、いよいよ長野五輪開催。カーリングが正式競技として実施された。
 日本選手権、長野五輪、世界選手権と、チームジャパン代表チーム(大久津真由美、加藤章子、近藤ゆかり、三村容子、丹羽明美)が出場。日本選手権は優勝、オリンピックは2勝5敗で5位タイ、世界選手権は8位となった。
 シムソンズは日本選手権準優勝(これは加藤抜き)、日本ジュニア選手権優勝、そして世界ジュニア選手権では銀メダルを獲得した。世界レベルの大会では、おそらく日本チーム初の表彰台。

 

(敬称略・つづく)