<「ウクライナにも責任」 維新・鈴木氏、ロシア侵攻めぐり>という時事通信の3月13日の記事をもとに、鈴木宗男氏に批判的な記事を書きました。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/03/13/222341
本来、批判すべきはロシア政府やプーチン大統領の方です。
鈴木氏の発言ばかりを題材にするのは恐縮ではありますが、日本維新の会関係者で参考になりそうな発信がありましたので、画像にして紹介します。
鈴木氏の3月3日付けのブログの一部です。
上の赤や青の囲みは、それより以前にブログに寄せられたコメントで、それに対して鈴木氏がブログ本文で答えている部分です。
政治家に限らず、有名人でコメントはスルーする場合が少なくないと思いますが、何にせよコメントに答えている点については、鈴木氏を評価してもいいかなと思います。
しかも、どちらかといえば、鈴木氏にとって都合の悪そうな意見のコメントに対して。
で、その内容ですが、まず、赤で囲んだ件、
<NATOの東方拡大はしないと1990年アメリカ側がゴルバチョフに話しています。>
については、たとえば鈴木氏と同じ維新の青柳氏が、ツイッターで否定しています。
(いや、実際に否定しているのはゴルバチョフ氏自身ですが。ところで、鈴木氏は「ゴルバチョフ」と呼び捨てにしていますね。)
なお、この朝日の記事は一般公開されていませんが、ゴルバチョフ氏がこの件を否定していることについては他のメディア等でも紹介されています。
次に、青で囲んだ件について。
鈴木氏は
<今回の原因を作ったのは誰でしょうか。>
と書いていますが・・・
<ウクライナ側が原因を作ったのだからロシア側は悪くない>
というように読めてしまいます。
この件については、維新の松井代表が、ツイッターで
<あくまでもウクライナ国民は被害者であり、プーチン大統領の暴挙は認められないとの認識です。>
としています。
ただし、鈴木氏に触れているのはこれだけで、維新として、あるいは松井代表として、鈴木氏に注意したとか発言を撤回または訂正するよう指導したというような記述はありません。
他党の言動には厳しい松井氏も、身内の年長者には甘いのでしょうか、遠慮があるのでしょうか。
私なら、
Q:今回の原因を作ったのは誰でしょうか。
A:ロシア政府、特にプーチン氏です。
と答えて何も問題ないと思いますが。