愛の中で育って来たのに

世の中には、当事者が努力しても、どうしようもないことがあります。

さる名家のお嬢さんが結婚しようとして、いろいろ反対されていました。
周囲(というか、少なくないであろうマスメディアや国民)の反対というのは、若い男女にとってはかえって恋愛の燃料になることがあります。
ご両親も、伯父夫婦にあたる一族の当主ご夫妻も、先代の隠居ご夫妻も、どのような言動をとられたのかはわかりませんが、結局は結婚が成立することになりました。

 

この結婚を、憲法上、押しとどめることができないのは、過去のご父君の発言のとおりで、マスメディアも国民も、反対ないしは懸念の声を上げても、どうしようもないことだと思います。

 

一方、結婚するお二人の側も、マスメディアや国民(の一定の割合)が反対ないしは懸念の声を上げることについては、どうしようもないことではあります。

 

どうしようもないこと、努力してもコントロールできないことは、悩んだり怒ったりしても仕方がない。
それは、結婚するお二人の側も、マスメディアや国民(の一定の割合)の側も、同じでしょう。

 

私はといえば、新婦側も新郎側も直接お会いしたことはなく、いろいろな報道を通してしか知らないので、何とも言えません。
あえていえば、多少なりとも懸念を持ちながら、ものごとがよい方向に向かうことを願っている、というところでしょうか。

 

同列に扱うのは適切ではないとは思いますが、彼女の祖母にあたる方は一流企業の社長令嬢だったのに「粉屋の娘」と言われたり、その長男の配偶者となった方は適応障害で苦しんでバッシングを受けたり、特別な名家であるということは特別に(ときに理不尽な)批判を受けることがあります。
(今回のお二人への批判の声が理不尽だという意味ではありません。当事者には、理不尽に思えることがある、ぐらいの意味です。)

精神的につらいときは、インターネット上の声、特に匿名のコメントなんかは見ないことでしょう。

 

お二人の未来が、どのような方向に向かうのかは、私にはわかりません。
ただ、この件とは関係なく、先日(本当に久しぶりに)再会した楽曲があったので、貼り付けておきます。


www.youtube.com

今日のタイトルは、この歌の2番の歌詞から取ったものです。

 

はしだのりひこさんの記事のときに、シューベルツとクライマックスの曲のリンクは貼ったのですが、エンドレスの曲は貼りませんでした。前2曲は大ヒット(というよりロングセラーか)でしたが、エンドレスは(失礼ながら)それほどでもないと思ったので。

でも、久しぶりに聴くと、やっぱり名曲だなあと思います。