十年が経った

何もできなかった、と自分を責める人がいるかもしれない。

 

でも、過酷な中で十年間、生き延びたのではないか。
生きられなかった人々の想いも携えて。

 

二十六年前の震災や、そのほか多くの災害から歩み続けてきた人々と同じように。