正月の遊びを思い出す

ぼーっとしていると昔の正月を思い出したりします。
百人一首・・・を使った遊びとか。

そういえば、一般的には、「坊主めくり」というと、読み札(歌人の絵と、和歌すべてが描かれている札)だけを集めて伏せておき、1枚ずつめくっていく遊びのことを指すと思います。
そして、坊主の絵が出たら取られ、姫(女性)の絵が出たらそれをもらえる、というような。

私が子どもの頃にやっていたのは、ちょっと違います。
オイチョカブやブラックジャックのように、親(胴元、銀行とも言ったような)と複数の子とで勝負します。

親は、複数の読み札を伏せて置きます。
子は、それに取り札(下の句だけひらがなで書いた札)をチップ代わりにして賭けます。


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伏せられていた読み札を表返して、姫(女性)の絵が出たら、子は親から1枚もらえます。
坊主だったら、逆に賭けていた札(チップ)を親に取られます。
坊主以外の男性(上図では「その他のおっさん」)なら損得はありません。

さらに・・・高貴な女性で、几帳の陰に隠れるような姫(屏風姫と呼んでいました)が出たら、3倍もらえ、
頭巾をかぶった坊主(蝉丸)が出たら、親に3倍払わなければならない、というルールもありました。


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「屏風姫」は、持統天皇式子内親王の2枚ですね。

坊主めくりには、地域や家庭でいろいろローカルルールがあるようですが、
この遊び方については、ネット上などでも見つけられていません。