伝達と報告についての蛇足

前記事で触れた、訪問介護の「特定事業所加算」の要件ですが、あまり出来がよくないとは思っています。

ただ、なにがしか法令遵守意識の高い方々に見られる現象ではありますが、
「こんな加算を取れる事業所はない」という考え方に対しては、私は賛同しません。

全ヘルパーが、少なくとも「携帯メールの受信ができる」という条件を満たさないと厳しいとは思いますが・・・

訪問介護の報酬については、生活援助などを中心に、相当に酷い状況にはなっています。
ただ、特定事業所加算を算定できるようになっておかないと、
特定事業所加算を算定している事業所では(現行の単価でも)採算が合う」
などと発言する審議会委員などが現れかねないご時世です。

伝達や報告の内容について、あえて個人的に述べるなら、
「前回のサービス提供時の状況」
というのは、いくらでもあり得ると思います。

・心身の状況(家族を含む)
・他のサービスの希望(住宅改修や、保険対象外のものを含む)
・愚痴、人間関係上のモロモロ
・生活上の話題(クーリングオフ、加湿器が火災の原因か、など)

利用者や家族が口にした、こういうことの中から、ヘルパーやサービス提供責任者が真の課題を抽出するということもあると思います。
 
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注:イラストは記事と関係ない場合もあります。