メディカルケアネットで紹介されていた「キャリアブレイン」の記事です。
記事に出ていたのは、東京都日野市にある「グループホームきずな」です。 ここは、東京都の「認知症支援拠点モデル事業」の事業者に採択され、多くの取り組みを行ってきたそうですが、今回紹介されているのは、地域に住む認知症の人が仕事をして社会に貢献する場をつくる「就労デイ」という取り組みです。 以下、記事の抜粋です。
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仕事の内容は多岐にわたる。
ある時、ピザ店からチラシにクーポン券をホチキスで留める作業を受注した。皆が力を合わせ、1日がかりで1000枚以上のチラシにクーポン券を留めた。仕事が終わった後、対価としてピザを用意したのだが、施設側は「さすがにピザは食べないだろう」と考え、おにぎりも用意した。すると、初めてピザを食べた80歳代、90歳代の高齢者が、「こんなおいしい物、初めて食べた」などと言い、平らげてしまったという。
ある時、ピザ店からチラシにクーポン券をホチキスで留める作業を受注した。皆が力を合わせ、1日がかりで1000枚以上のチラシにクーポン券を留めた。仕事が終わった後、対価としてピザを用意したのだが、施設側は「さすがにピザは食べないだろう」と考え、おにぎりも用意した。すると、初めてピザを食べた80歳代、90歳代の高齢者が、「こんなおいしい物、初めて食べた」などと言い、平らげてしまったという。
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この後にも、「ちょっといい話」が出ていますが・・・
私が惹かれるのは、こういう話なんですよね。
施設側の先入観(これは必ずしも責められないとは思いますが)を覆す、高齢者(しかも認知症の方々)の味覚、感受性・・・そして、可能性。
私も、「こんなおいしい物」と感動できる食べ物に、これからいくつも巡り会えるかもしれない。
そう考えると、明日がいくらかでも楽しみになってくるし、長生きしなきゃ、とも思うんですよね。