ロシアは行動が読めない「アルコール依存症患者」 ラトビア首相
AFP=時事 3/9(土) 11:58配信
【AFP=時事】バルト3国ラトビアのエビカ・シリニャ(Evika Silina)首相は8日、国境を接する大国ロシアからの安全保障上の脅威に関して、同国を行動の予測できない「アルコール依存症患者」になぞらえた。(以下略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/33d016de9ff88e2e4a68f204183339ddf4a4bbed
これは失礼な発言でしょう。
大多数のアルコール依存症患者に対して。
かれらの多くはプーチン氏ほどの犯罪性向はなく、治療に努力している人も少なくなく(なかなか成果は上がらないにしても)、ひとくくりにして「行動が予測不能」とするのは適切とはいえません。
ただ、ラトビアを含めたバルト3国の苦難の歴史や、現在のロシア連邦の状況を考えれば、そういう発言の趣旨は理解できます。
バイデン氏は米国の恥、歴代大統領と比較しメドベージェフ氏が批判
3/8(金) 21:20配信
[モスクワ 8日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領の盟友で前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は8日、バイデン米大統領を米国にとり「狂気の」恥だと批判し、自身をルーズベルト元大統領と比較する資格はないと述べた。
バイデン大統領は7日の一般教書演説の冒頭、ルーズベルト大統領(当時)が1941年に議会で行った演説に言及し、米国は歴史上かつてない転換期に直面していると述べた。
また国防費を拡大しないNATO加盟国に対する侵攻をロシアのプーチン大統領に促すような発言をしたトランプ前大統領について「私の前任者はプーチンに『好きなようにすればいい』と言ったが、これは言語道断で危険で、容認できない」と批判。プーチン氏に向けて「われわれは立ち去らない」とも述べた。
メドベージェフ氏はX(旧ツイッター)に「ルーズベルトは車椅子の病弱な人だったが、米国を恐慌から救った。一方、バイデンは、人類を地獄に引きずり込むことに全力を傾ける狂気の知的障害者だ」と投稿。
「ルーズベルトは、旧ソ連を含む同盟国とともに平和のために戦っていた。バイデンは積極的かつ執拗に第3次世界大戦を起こそうとしている」「ルーズベルトはファシストと戦っていたが、バイデンはファシストのために戦っている。彼は米国の恥だ」と批判した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e38e208f657915f1f732c68022d868d503cbfa72
1941年に大統領職にあったというのは、フランクリン・ルーズベルトですね。
日露戦争の講和に尽力してノーベル平和賞を受賞したセオドア・ルーズベルトではなく。
フランクリン氏は車椅子には乗っていましたが、精神的には米国大統領の職を遂行するにはふさわしい人物とされています。
少なくとも、第二次世界大戦の途中までは。
彼の死因は脳出血で、長期間、高血圧を患っていたようです。
少なくともヤルタ会談で英国のチャーチル、ソ連のスターリンと対峙した頃は健康を損ね、判断力も低下していたと考えられています。
ソ連の対日宣戦を促すために、日ソ不可侵協定の一方的破棄や、日本領となっていた地域へのソ連軍侵攻を容認し、戦後の国際秩序等に禍根を残す一因に関与しました。
また、原爆開発や2度の投下については国や立場によって見解が分かれるところでしょうが、それよりもっと早い時期にレンドリース法で英仏中ソなどに兵器や軍事物資等を大量供給したことは、おそらく批判する声は国際的にほとんどないでしょう。
なお、「自前で戦えないのなら停戦(ロシアの主張ならほぼ無条件降伏)に応じるべき」などと主張する人は、このレンドリース法あたりの歴史的現実を注視すべきです。
自前のみで戦っていたら、ソ連はナチスドイツ軍にもっと苦戦していたか、少なくともソ連側の損害(軍・民とも)はとてつもなく大きくなっていたはずです(ドイツが勝ち続けたとは私も思いませんが)。
話を戻して、ロシアは、よっぽどバイデン政権に困っているのですね。
プーチン氏が次期米大統領について「トランプ氏よりもバイデン氏の方が好都合」というような談話で米国民をごまかそうとしているのに、腰巾着 側近がぶち壊してはマズいのでは?