そろそろ、1月3日の記事、辰年詰将棋の回答を。
(手順は末尾に)
前にも書いたように、手順的には詰将棋と呼べるほど価値のあるものではありません。
「龍」の字をなるべき画面上にいっぱい並べようと、こじつけ用に作ったようなものです。
なお、今回は、「龍王」→「竜」、「龍馬」→「馬」というように、一般的な漢字一字表記にしています。
ところで、「竜」「龍」の文字ですが・・・
画数の少ない「竜」が常用漢字、画数の多い「龍」は旧字体で人名用漢字、とされています。
もっとも、甲骨文字につながる本当に古い字体は、実は画数の少ない「竜」の方だそうで、そのためか、『竜馬がゆく』『創竜伝』という小説シリーズは、いずれもそれぞれの作者が画数の少ない「竜」を選択しています。
ちなみに、将棋のタイトル戦は「竜王戦」ですが、将棋の駒に書かれる字体は、往々にして「龍王」「龍馬」と書かれていたりします。
龍といえば、「ドラゴンボール」に出てくる神龍を思い出します。
ドラゴンボールを全て集めて呼び出すと、願いをひとつだけかなえてくれます(初期設定)。
今なら、「能登半島地震の被害をなかったことにする」というのが思いつきますが、ウクライナ、中東など、地域によって願いはいろいろあるでしょう。
もうひとつ。能登半島は龍の頭の形に似ているという話があります。
https://shoryudo.go-centraljapan.jp/ja/about/index.html
いつか復活して大空高く舞い上がる龍の姿を見たいものです。
さて、詰将棋の上の方
▲3三馬 △1二玉 ▲1一竜 まで3手詰め
下の方
▲2五竜 △3一玉 ▲2一竜 △4ニ玉 ▲3ニ竜 まで5手詰め
(初手に対し△1二玉は、▲2一馬、△1三玉、▲2二馬まで)
どちらも、大駒の効きを活かした両王手で、敵玉を追い詰めます。