猿之助被告に猶予判決

【速報】市川猿之助被告に懲役3年・執行猶予5年の判決 両親の自殺を手助けした罪「歌舞伎で償っていきたい」
FNNプライムオンライン 11/17(金) 15:01配信

両親の自殺を手助けした罪に問われている歌舞伎俳優の市川猿之助被告に対し、東京地裁は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

市川猿之助、本名・喜熨斗孝彦被告(47)は5月、都内の自宅で両親に睡眠導入剤を飲ませ、自殺を手助けした罪に問われている。

東京地裁は17日の判決で、猿之助被告に対し、懲役3年・執行猶予5年を言い渡した。

これまでの裁判で、一門へのパワハラ・セクハラに関する週刊誌の記事が出ることを知り、猿之助被告が「歌舞伎の仕事はもうできない、死んだ方が楽だ」などと考えるようになったことや、両親に自殺する旨を伝えたところ、「私らも一緒にいく」と言われ、3人で自殺することを決めたことが明らかになっていた。

また、検察側が読み上げた供述調書で、猿之助被告が「許されるのであればまた舞台に立ちたい。歌舞伎で償っていきたい」と話していたことも分かっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb787c986fadaa47911f2c82197a2e5553b0a5e7

 


未だに謎の部分もないとはいえませんが、とりあえず判決が出たので。

 

事件報道の当初から思っていたのですが、
「一門へのパワハラ・セクハラに関する週刊誌の記事が出る」
というだけで、
「歌舞伎の仕事はもうできない」のでしょうか?

 

名優として名が通っていた父親などに対する「自殺ほう助」という立派な?刑法犯を犯して執行猶予の身でも舞台に立てる可能性が残るのなら、ハラスメントの被害者に対して(たぶん民事で)きちんと償いを果たしていた方が、よっぽど舞台に戻りやすかったと思うのですが。

 

私が最初に考えたのは、週刊誌報道の際に、いったん舞台から身を引き、要介護者であったらしい父親の介護に従事しながら、自身の行為を顧み、反省の気持ちを示したらよかったのに、というものです。
介護についてわからないことがあれば、母親やケアマネ、ヘルパーなどの専門職に学べばいい話。
そうして、表舞台から退いて何年か経てば、歌舞伎界の方から助言なり意見なりを求める声も出てきたのではないかと思います。

 

まあ、精神的に追い込まれて、そういう発想はできなかったのかもしれませんが。

 

実は、以前の記事「死ぬな殺すな逃げてもいい」を書いたときも、本当は猿之助氏のことが頭にありました。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2023/09/28/211243

 

実際には猿之助氏のことまで書く力が、そのときの私にはなかったのですが。

 

猿之助氏の舞台復帰があるのかどうかは、歌舞伎界などの判断になりますが、ともかく、亡くなられた市川段四郎さんと奥様のご冥福をお祈りいたします。