モロッコの地震で多数の死者が出ています。
モロッコも北の方で、アフリカプレートとユーラシアプレートが接していて、そのあたりでは過去に地震もあったと思いますが、今回の震源付近は、たとえばトルコほど大地震の多発地帯というわけではなさそうです。
<参考>トルコの地震とデマとプレート
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2023/02/07/204727
とはいえ、4000m級の最高峰があるアトラス山脈が生じるぐらいですから、地殻変動のエネルギーは馬鹿にならないのではないかと思います。
また、建物の耐震性能も、日本のような地震多発国に比べれば不十分なように思えます。
このアトラス山脈のおかげで、大西洋岸の諸都市がサハラ砂漠方面の乾燥気候から遮断されている感がありますが、山間部のため救助が難航している地域もあるようで。
ちなみに、モロッコの東隣(サハラ砂漠側)はアルジェリア、南隣は西サハラ(旧スペイン領サハラで、現在はモロッコが大半を実効支配しているものの国際的には認められていない)。
さらにその南側がモーリタニア。前野ウルド浩太郎氏がサバクトビバッタの研究を行った国です。
サバクトビバッタについては、こちら(国際農研Webサイト)。https://www.jircas.go.jp/ja/program/program_b/desert-locust
話をモロッコに戻して、ともかく、ひとりでも多くの人が救助されることを願っています。