トルコの地震とデマとプレート

トルコ南部地震を受けて政府が国際緊急援助隊の先遣隊派遣
TBS NEWS DIG Powered by JNN 2/6(月) 23:28配信

トルコ南部で発生した地震を受け、日本政府は6日夜、国際緊急援助隊を現地に派遣しました。

国際緊急援助隊は、警察や消防、外務省などからの職員で構成され、先遣隊18人が6日夜に羽田空港からトルコへと向かいました。

トルコ政府の要請を受けたもので、現地で行方不明者の捜索や救助活動にあたります。最終的には75人程度を派遣するということです。

また、岸田総理はエルドアン大統領に対してお見舞いのメッセージを発出しました。

「日本も地震による甚大な被害を多く経験してきており、過去の震災においても日本とトルコはお互いに支えあってきました」としたうえで、「日本は常にトルコの皆様とともにあります」と連帯を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e760c8a90d759d2a9dcd49602b8586a69ec2cf06

 

 

この記事を書いている時点で、判明している死亡者は、トルコ・シリア合計で5000万人5000人を超えたという情報もあります。
各種の募金活動なども始まっているようです。
それはそれとして、デマにも注意。

2023/09/10 5000万人を5000人に訂正。こっちがデマを流していてどうする! なお、5万人規模にはなっているようです。

 

 

トルコ・シリア地震で「原発事故」や「津波SNS上にデマ情報
朝日新聞デジタル 2/7(火) 12:12配信

 6日にトルコ南部からシリア北部の一帯で起きた強い地震で、SNS上ではデマとみられる情報や映像が出回っている。「原発事故」や「津波」が起きたという不安をあおる内容だが、明らかに誤りだと分かるものもあり、注意が必要だ。

 ツイッターでは地震発生後、「トルコ、地震により、原子力発電所大爆発」などと、海沿いの施設で大きな爆発が起きる映像が拡散されている。しかし、2020年に中東レバノンの首都ベイルートで起きた倉庫の爆発の映像と酷似しており、誤りを指摘する多くのツイートが寄せられている。

 そもそもトルコは石炭を使った発電が多くを占める。国際原子力機関IAEA)や世界原子力協会のホームページによると、トルコ原子力発電所は建設中のものがあるだけで稼働はしていない。この建設中の原発についても、ロイター通信は6日、地震による被害はなかったと報道している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1278d404d8516824ea9614f69b37d71a6a42baf3

 


と、ここまで紹介したうえで。

トルコも地震の多い国ですが、日本列島同様、複数の地殻プレートの影響があるようです。

BBC NEWS JAPAN 【解説】トルコ南東部地震、規模は? なぜこれほどの大惨事に?
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64550004

の説明を見ながら、JAMSTEC BASEの図(2010年10月30日の地震の解説記事)に書き込んでみました。赤の星2個が、今回の震源のだいたいの位置です。

 


アラビアプレートが北方向に、アナトリアプレートをこすりながら動いた、といいます。

 

ところで、「JAMSTEC BASE」というのは、海洋研究開発機構JAMSTEC)による「海と地球の情報発信サイト」だそうです。

JAMSTECのサーバから提供される全てのドキュメントや画像などのデータは、特別の指定がある場合を除き、JAMSTEC著作権保有します。」
ということですが、
「登録されている映像や画像は、学術研究および著作権法の認める教育活動等(学校その他の非営利の教育機関において授業の過程で利用等)・私的利用を目的とした範囲において、 JAMSTECの許諾を得ずに無償でご利用いただけます。」
(ただし営利目的の場合は利用申請の提出+有償)
とのこと。

なかなか興味深そうなウェブサイトなので、JAMSTECへのリンクを貼っておきます
https://www.jamstec.go.jp/