2023日本選手権の素人考察

以前、「7Eで同点以上ならロコの勝ち」という記事を書きました。
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/11/16/212634

オリンピックの試合経過などを見る限り、終盤第7エンド終了時に同点以上なら、ロコ・ソラーレが勝ち切っている、というような内容です。

今回の日本カーリング選手権の結果でも同じようなことがいえるか、調べてみました。

 

 

終盤でリードしていた方が有利なのは、どのチームにもいえることです。
ただ、ロコ・ステラ(今大会の登録名はLS北見)がしばしば食らったように、僅差のリードなら逆転負けとなることはあります。
プレーオフでは、フィロシーク青森が第7エンド終了時点で4点あったリードを逆転されたゲームもありました。

ロコ・ソラーレは後攻同点以上なら全て勝ち切っており、それより不利な状況でも逆転に成功している例はあります。
ただ、今大会においては、SC軽井沢クラブ中部電力など他チームでも同じような状況にあるとはいえます。

では、試合を行うシートや時間帯などについてはどうでしょうか。
ロコ・ソラーレが負けたのは予選リーグ(ラウンドロビン)のうちの2試合で、いずれも1日に2試合ある日の18時開始ゲームです。

 

 

予選最終戦の対フィロシーク青森戦は、フィロシーク青森の完勝でした。
1月30日の対北海道銀行戦は、北海道銀行が午前中(9:00~)に同じDシートを経験済みということはありますが、男子が13:30から使用していて氷の状態も変化しているでしょうから、北海道銀行に大きなアドバンテージがあったとは断定しにくいように思います。

ロコ・ソラーレ敗戦の2試合に共通しているのは、夜間ということ。
ひょっとしたら、氷の状態が何らかの影響を与えていたのかもしれません。
あるいは、無観客試合でもあり、試合の終盤になっても氷の状態がそれほど変化しなかった、ということも。

つまり、オリンピックなど観客の状態による氷の変化が起きやすい環境なら、試合の進行とともに変わっていく氷の状態を、相手チームより早く的確に把握し、終盤で逆転したりリードを広げて逃げ切ったりする。
それがロコ・ソラーレの得意とする試合パターンといえるのかもしれません。

まあ、無観客という今回の会場のような環境で、試合時間帯によって氷温などの差があるのかないのか調べていないので、あくまで素人の妄想みたいなものですが。

(今回は、ロコ・ソラーレがカナダから帰国したばかりで、疲労や時差ボケが解消しきれていないのではないか、というような要素は、特に考慮していません。)