ロコ、グランドスラム初優勝

カーリンググランドスラムと呼ばれる大会のひとつ、カナディアンオープンで、ロコ・ソラーレが優勝しました。
(各種のメディアに出ていると思いますが、たとえば、デイリースポーツ 1/16(月) 9:32配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d3c2d388a073fdba4e0ee2103c8f4e430a1c14a

 

日本勢として初優勝(準優勝はフォルティウスが2019年にマスターズで達成済)など、いろいろ報道されると思いますが、せっかくの機会なので、この大会の「トリプルノックアウト」と呼ばれるシステムから見ていきます。

 

16チーム参加して、まずAイベントを戦います。
ロコ・ソラーレ(チームフジサワ)は3連勝で準々決勝進出の権利を獲得(AQ=Aイベントでのクォリファイ、で便宜上、図の上から2番目ということで「AQ2」と表記しています)。

 

 

敗れたチームはBイベントに回ります。丸付き数字やローマ数字などでイベント間の動きを表示してみましたが、かえってわかりにくかったらすみません。
Aイベントからの通算で3勝したら勝ち抜け(BQ)。

 


Bイベントでも敗れたチームはCイベントに回ります。

Cイベントで敗れたチームは、そこで大会終了。

 


要するに、3敗するまでに3勝すれば予選突破。

 

そして、勝ち抜けの8チームで準々決勝

AQ2 フジサワ 8-7 ハッセルボリ CQ1  BQ3 キム 6-5 アクランド AQ1
AQ1 ヴラノー 4-3 ジョーンズ CQ3  CQ2 エイナーソン 7-2 ホーマン BQ1

 

準決勝
フジサワ 7-6 キム  エイナーソン 8-2 ヴラノー

決勝
フジサワ 5-3 エイナーソン

 

ロコ・ソラーレは、僅差の試合が多かったですが、結果として予選から6連勝で優勝しました。
五輪翌年のこの時期は、チーム再編成やら産休やら3人プレーやらが少なくないという要素はありますが、ティリンツォーニ(スイス)、ハッセルボリ(スウェーデン)、キム・ウンジ(韓国)らに勝ち、エイナーソン(カナダ)には2勝という結果はすばらしいと思います。