逃げるはマシだ、役に立つ

インターネット上、SNSなどの中傷が原因となり死を選ぶ人が目につく。

花さん、春馬さん、中高生など・・・

いや、報道されているだけで、死の本当の理由は誰にもわからないのかもしれないが。

 

どっちにしても、芸能界、一般の個人、誰にしても、たかが電磁気データ上の世界じゃないか、とも思う。

 

SNSなどが「炎上」すると、自分への非難の声が大多数のように思ってしまうかもしれないが、そうでない人、そもそも関心のない人の方がはるかに数が多い。

中傷している人は、意外に実数が少なく、同一人物が複数のアカウントで書き込んでいることもある。

(インターネット掲示板でもそういう現象が起きる。)

 

不当な中傷があふれて、どうしようもなく自分が参っていると思ったら、その世界から逃げ出せばいい。

「生」から「死」の世界に逃げるのではなく、ネットから逃げ出せばいい。

そして、落ち着いたところで、法的手段なりSNSの閉鎖なりを考えればいい。

(もっとも、時間が経てば、よほどの粘着以外は鎮まったりするようだ。)

 

その点、比較するのもなんだが、日本の政治家は強い(隣国では首都の市長が自殺したが、日本の政治家はなかなか死を選ばない。それはいろいろな意味でよいことだと思う)。

愛知県知事や兵庫県知事(この二人も実は似ておらず、分けて論評すべきかもしれない)、首相以下、何人かの閣僚、みんな批判すればキリがないが、それでもその場その場で自分が考える最善を尽くして努力しているように見える(それが本当に最善かどうかは大なり小なり疑問があるが、それは今後の歴史が判断することかもしれない)。

 

多くの人命や、国民の財産に関わる仕事の人々に比べたら、たかが芸能界、たかが学校生活・・・と、あえて書く。

みんな、死を選んでしまいそうになったら、そこから逃げよう。逃げてください。