「吉田知那美」論4

基本的に「敬称略」で書いてきたが、吉田知那美さんの結婚というニュースが飛び込んできた。
(たとえばロコ・ソラーレの公式ブログ。)
https://ameblo.jp/loco-log/entry-12755515543.html

 

ひょっとしたら何かあるかな、ぐらいのことは思わないでもなかったが、いきなり入籍とは予想していなかった。
あるとしても、新設のPCCC(パンコンチネンタル選手権)終了時かな、ぐらいで。

本人のインスタグラムには幸せそうな画像やメッセージやお祝いコメントがあふれているが、それはそれとして、まずカーリング選手のインスタについて。

 

ロコ・ソラーレの選手たちと仲がよいスウェーデンのアンナ・ハッセルボリが、「日本はカーリングの人気があっていいね」と言っていたようだ。
「#カーリング沼へようこそ」に吉田姉妹が出演したときの話では、スウェーデンではアイスホッケーの人気が高く、カーリングはずっと低いらしい。
北京五輪のときも、海外メディアがロコ・ソラーレについて、ロックスターのように人気がある、とか言っていたとか。

まあ、日本で本当にカーリング人気があるのかどうか、定着するのかどうかは別にして、吉田知那美のインスタグラムのフォロワー数は、カーリング選手としては世界一という(ちなみに、第2位は吉田夕梨花とか)。

実際に、女子選手だけだが調べてみた。
(男子選手は、特に海外の選手は詳しくないので、関心のある方はご自分でどうぞ。)

 

1)吉田知那美(日):35.1万人
2)吉田夕梨花(日):8.8万人
3)イブ・ミュアヘッド(英):6.12万人
4)レイチェル・ホーマン(カナダ):4.51万人
5)アンナ・シドロワ(ロシア):3.54万人
6)ケイトリン・ローズ(カナダ):2.77万人
7)キム・ウンジョン(=メガネ先輩・韓国):2.76万人
8)アンナ・ハッセルボリ(スウェーデン):1.86万人
9)石崎琴美(日):1.8万人
10)ジェニファー・ジョーンズ(カナダ):1.34万人

 

インスタ以外のSNSを使っている選手があるし、オリンピックや世界選手権などに出場した選手を中心にざっと見ただけなので、漏れがあるかもしれないが、一応これがベストテン。
なお、端数処理がそろっていないのは、「万人」単位の日本語版と、「K」(千人)単位の英語版の違い。

 

知那美さん、ダントツ(もちろん、メジャースポーツのスター選手なら、こんな桁ではなく多いだろうけど)。
ついこの間まで35.2万、ときに35.3万だったのがちょっと減っているのは、オフシーズンのためか、入籍情報のせいか・・・

 

吉田知那美のフォロワーが多いのは、カーリングでの活躍だけではなく、彼女の言葉の力が大きいのだろうと思う。

彼女の言語化能力の高さを指摘する声は多い。
記者、インタビュアーは楽できるし(内容がありすぎて編集が大変な場合もあるかもしれない)、チーム内の課題の抽出や具象化、不利な局面や追い込まれたように見える場面から脱出するためのキーワードなど、さまざまな「魔法」のタネにもなる。

 

私はスポーツ界に限らず有名人のSNSなんかはほとんど見ない。知那美のインスタの画像や動画も全てに関心があるわけではない。
ただし、猫については画像も動画も好きだ。
彼女に保護された子猫が、彼女を身体の部分別に認識しているという推測(顔さん、手さん、足さん)は、なるほどと思った。
人間の子どもの発達段階でも、場合によっては起こり得る話だろう。

 

他にも、彼女の言葉には、それがごく短いものであれ、深くて気になったり、深すぎて怖くなったりすることがある。
それらの中には、一定時間で消えてしまうストーリーズでの発信であることが残念でもある。
(ただ、消えてしまうから書けることがあるのかもしれない。)

#カーリング沼 の配信のときにも思ったことだが、いつか、カーリングの戦略・戦術的解説なども聞いてみたい。

 

これから、結婚生活が世界を股にかけたダイナミックなすれ違いになりそうなこととか、出産を選択するのか、その時期がいつか、とかは、話題にする人が(メディアなどでも)多いだろうが、ここでは触れる気はない。
出産するかどうかは「運と勘と縁」みたいなものだろうし、選択したとしても先輩はたくさんいる。
吉田姉妹のお母さんも、日本選手権で優勝したときは3姉妹のママになっいたはずだし、アンナ・ハッセルボリのように平昌の金のあとに出産し、復帰して北京で銅を取るという離れ業を見せた人もいる。

 

その凄いアンナや、ケイトリン・ローズからもインスタにお祝いコメントが来てるよね?
本当におめでとうございます。おしあわせに。