「伝説のケアマネ」の背景など

2月のどこかの時点で、私は滅入っていた。

風邪気味の状態が断続的に続き、37.5度までは行かないまでも、やや熱っぽいときがあった。

新型コロナウイルス感染の可能性はきわめて低くても、気分がよいものではない。

この頃の気持ちの揺れを、負の方向に発展させると、「伝説のケアマネ」に出てくる利用者○○さんになった。

これではいけない、と思って(というか心が反発して)あのような駄文(駄イラスト)を作りたくなった。

 

もうひとつの要因は、もちろん「伝説のお母さん」だ。

NHK夜ドラ版がきっかけにはなったが、力を与えてくれたのは、かねもと先生の原作版の方だった。

(前田あっちゃんほかの皆さんが悪い、という意味ではなく、原作の四コマ版(の連続)が、ちょうどその頃の心理状態に良かったのだろうと思う。)

 

新型コロナウイルス感染症がどうなるか、本当のところはまだわからない。

結果として、最終的に人類が負けないのはわかっている。

抗ウイルス薬が実用化されるか、ワクチンができるか、抗体を持つ人間が増えるか、それとも普通の風邪やインフルエンザと同じようにそれほどの猛威を振るわない存在になっていくか。

ただ、その時期が数か月単位の先なのか、年単位なのか、それまでに世界中でどれぐらいの人が命を落とすか、ということはわからない。

景気に関していえば、感染症が落ち着いたころに、ものすごい反動で金を使いたくなる人々が増えそうな気がしている。

ちなみに、昨日の記事に使った表を本日の厚労省データで修正すると、こういう感じになる。

 

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なるべく「見え消し」にしようとしたが、外国の感染者・死亡者の数値は(パソコンの前で力尽きて)変化があった個所を赤字で表示した(なので、ドイツの死亡数のみが増えていないということになる)。

現政権の決定にはいろいろツッコミがあるようで、私も全国一斉の小中高の休業要請には疑問があるが、医療崩壊しないように感染拡大を遅らせる、という方針自体は、他国の死亡者の増大(医療機関がいっぱいで重度者が治療できないという情報がある)と比べれば、妥当なように思われる。今のところは。

 

今後は、あまり悲観的に考えず、なるべくストレスを貯めずに免疫力の維持向上を図る、というのが、私の長期目標となっている。

そのための短期目標としては、このような変な記事群を書くことも必要だったのだろうと自分では思っている。

東日本大震災から9年経過した日の夜に、悲観的になりがちなすべての人々の心が少しでも明るくなることを願って。