5/22から日本カーリング選手権

日本カーリング選手権大会が5月22日(日)から開催される予定です。

 

日本カーリング協会、NHK、いずれのウェブサイトも、単独ではわかりにくい(と思った)ので、予選リーグ(ラウンドロビン)の対戦カードと放送予定とを合わせてみました。

 


NHK(BS1)で放送されないカードについては、配信で見られるのではないかと思います。
https://japan-curling.jp/schedule/

同姓同名の別人の預金差押え

市が別人の預金口座差し押さえるミス 氏名のカナ読みと生年月日が同一も居住履歴はなし 静岡・富士市
静岡朝日テレビ 5/20(金) 11:59配信

静岡県富士市は、市税滞納者の預金口座の差し押さえ処理の際に、別の人の口座を差し押さえるミスがあったと発表しました。

 富士市によりますと、金融機関に預金調査を行ったところ、市税の滞納者と同じカナの氏名で生年月日が一緒の預金口座があったため、先月25日に差し押さえました。翌日差し押さえを受けた人から市に連絡があり、ミスが明らかになりました。差し押さえを受けた人は、滞納者とは氏名の漢字が違い、県外在住でこれまでに富士市に住んだことはないということです。富士市によりますと、本来は漢字の氏名と住所も確認するきまりでしたが、担当者がこれを怠ったということです。今後はチェックリストを作り、複数の人間で確認して再発を防止するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2180f7c875f284b1fcfa660fe02dde8c45527786

 


ミスをしでかした自治体から「あってはならない」などと発表される場合もありますが、人口1億を超える日本では、ときに起きることがあります。
本件は、氏名の漢字が違うということで、そこでチェックがかかるはずですが(もちろん、照会した自治体の方で)、仮に漢字氏名も生年月日も全て同じ場合であっても、住所が異なることについてのチェックは不可欠なはずです(もちろん、照会した自治体の方で)。

 

私たち(私だけでなく、同じ職場で滞納整理等の業務についていた職員たち)が税関係の事務所にいたときは、住民票での前住所や、戸籍の附票などで、同一人物と考えてよいかどうかを必ず確認していました。
確認できれば、差押通知書(金融機関あて)や差押調書(謄本を滞納処分の相手方に送る)の住所欄で、
「○○市○○町○○番地(前住所:××市×× ××番××号)」
などと、本人にも金融機関にもわかるように記載していました。
もっと昔の住所なら
従前の住所:△△郡△△町△△ △△番地」
と書くこともありますし、
住民票がなくても、その住所で預金をした人物であることが確認できれば、
「従前の事業所の所在地」
「従前の単身赴任時の居住地」
などと表記すればよいわけです。

富士市の件は、比較的容易に防げるはずだったミスです。

スキップから見た対外戦績

またカーリングの話です。

世界レベルの大会に複数回スキップとして出場した経験がある日本女子選手の対外戦績を調べてみました。
世界カーリング連盟のウェブサイトで確認できる大会ということで、
・オリンピック(正式競技のなる前のアルベールビル大会を含む)
・世界選手権
・世界ジュニア選手権
の出場が2回以上というのを目安にしましたが、戦績自体にはパシフィックアジア選手権や五輪最終予選、ワールドカップ(最近は開催されていませんが)なども含んでいます。
グランドスラムなどのツアー大会は含んでいません。

強豪国との対戦成績も知りたかったので、直近の北京五輪の出場国を順に並べてみました。「その他」はそれ以外の国のチームです。
なお、世界選手権にはスコットランドが出場していますが、ほぼオリンピックの英国代表と同じなので、同一とみなして集計しています(初期にはイングランドと日本の対戦もありますが、こちらは別扱いです)。
また、ロシアはドーピングが問題となって「ROC」など国名以外で出場している場合がありますが、同一国として集計しています。

慎重を期していますが、拾い誤りがあればすみません。

 

 

では、レジェンド・大久津(瀬口)真由美さんから。
瀬口さん時代、東光舗道の頃はかなり苦戦しています。強豪国とのレベル差は大きかったとおもいますが、この時代に「先進国」の技術や戦術などを学んだことが、のちの時代に生きてきたのではないでしょうか。
長野五輪を見据えて選抜チームが結成されてからは、カナダなど伝統国には分が悪いものの、勝率は向上しています。

 

元祖「天才少女」加藤章子さんは、ジュニア時代には6割を超える勝率をたたき出しています。他の人が苦手としている印象のあるスイスに勝ち越しているのも注目です。
ジュニア大会を卒業してから(どちらも同じ「シムソンズ」ですが)勝率を落としたものの、それでも、5割を超える安定した勝率を見せています。

 

小笠原(小野寺)歩さんは、このメンバーの中では、晩学型のスキップといえるでしょう。他のメンバーは、たいていジュニア時代からスキップをしていました(大久津さんについては詳細はわかりませんが、東光舗道に入ってからのように思います)。チーム青森で小野寺さんがスキップとなったのは、トリノ五輪前年の世界選手権の途中からではないでしょうか。
そういうことで、チーム青森時代には4割ちょうどの勝率しか残していません(勝ち星を稼げるパシフィック選手権でのスキップ歴がないということもありました)。が、そういう状況で、4勝5敗という星をオリンピックの舞台で残したのは、さすがの勝負強さといえるかもしれません。
出産を経てフォルティウス北海道銀行)で復帰してからは5割超の勝率を残しています。中国や韓国が強くなってきた時代で、両国への負け越しが目立ちますが、「その他」の諸国に無敗(18勝)というのは、なかなかできることではないでしょう。

 

目黒萌絵さんは、ジュニア時代(空知こざくら)からスキップとして活躍した選手ですが、ジュニア時代よりも、チーム青森での方が高い勝率を上げています。
なお、ほぼチーム青森というメンバーで2007年のユニバーシアード大会に出場していますが、これはジュニアの方で集計しています。このときは予選リーグ4勝5敗ながらタイブレークに勝って4位に滑り込み、準決勝に負けたものの3位決定戦でエクストラエンド(延長戦)1点差勝ちという勝負強さで銅メダルを勝ち取りました。

 

藤澤五月選手については、三つの時代に分けて集計します。
ジュニア時代はイブ・ミュアヘッド選手(英国)、アンナ・ハッセルボリ選手(スウェーデン)らとしのぎを削りながら5割台後半の勝率を残しています。
中部電力時代は5割を切っています。日本選手権では4連覇の偉業を成し遂げましたが、パシフィックアジア選手権中韓の壁が厚く、世界選手権の出場権を得られたのは2013年の一度だけでした(5勝6敗で12チーム中7位)。
ロコ・ソラーレでは、高勝率に転じ、というよりオリンピック、世界選手権など世界レベルの大会出場自体が飛躍的に増えています。中でも、スウェーデンに大きく勝ち越し(5勝2敗)というのが、他のスキップにはない特徴といえるでしょう。

 

吉村紗也香選手は、ジュニア時代は(大学チームなどジュニアでの活動期間が長かったこともありますが)6割台の好成績でした。特にカナダに4勝1敗と大きく勝ち越しているのが目立ちます。
フォルティウスに加入し、小笠原さんの退団後にスキップをするようになってからは、世界選手権には1回しか出場していませんが、やはりカナダには勝っています。

 

表に挙げていないチームでは、中部電力が(藤澤選手の退団後に)世界選手権に2回出場し、中嶋星奈選手、北澤育恵選手がそれぞれ1大会ずつスキップを務め(中嶋選手はセカンドでスキップでしたが)、5割かそれに近い星を残しています。

 

限られたデータの中で、誰が誰より強い、うまいということは断定しづらいと思います。
ただ、日本女子のレベルが上がってきて、どこが代表となってもそれなりの成績を残せる可能性が出てきた、ということはいえるのではないでしょうか。

「本土復帰50年」といいますが

50年前の今日、5月15日、米国の施政下にあった沖縄が日本の施政下に復帰しました。
「本土復帰50年」などとテレビでもネットでも表現されていますが、「本土」ってなんでしょうか?

 

********************
沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律
第二条 この法律において「沖縄」とは、硫黄鳥島及び伊平屋島並びに北緯二十七度十四秒以南の南西諸島(大東諸島を含む。)をいう。
2 この法律において「本土」とは、沖縄以外の本邦の地域をいう。
(以下略)
********************

 

というあたりが根拠になっていそうではありますが、なんか違和感があります。


「日本の施政権下に復帰」とか、それが長いのなら「日本復帰」とかの方が妥当なように思います。
米国領土に近接していた土地が、物理的に日本本土のそばに戻ってきたわけではなく、日本列島や、その一部をなす南西諸島の位置関係に動きはないのですし。

 

そして、「本土並み」というのには、少なくとも50年前は、ほど遠い状態でしたから。
こちらが大きな問題というべきかもしれません。

 

ああ、米軍基地の問題なら、現状で全て返還というのは無理だということは、私は理解しています。
危険な普天間基地の解消のためには辺野古移設が現実的、ということについても、そして、当時の仲井眞知事が苦渋の決断で受け入れたのも理解できますし、県民の中でそれと反する意見が少なくないことも理解しています。

これらについては、いろいろな立場から意見が表明されていますし。

 

理解しにくいのは、尖閣諸島の近辺で、沖縄の漁師さんたちが安心して漁に従事できない状況と、それに対する国や地方の政治家などの対応です。

 

「日本本土」のどこに、外国公船の異常な行動を恐れなければならない漁師さんが存在しているでしょうか?
水産業については、少なくともまだ「本土並み」は実現していませんよね?
この件、今日の首相、沖縄県知事、マスメディアで明確に触れた発信はあったでしょうか?

 

自公両党にも野党にも「親中派」が少なくないことは知っています。
もちろん、そうでない政治家もいます。
地元の漁師さんたちにしてみれば、「中国とのパイプ」を利用して安全操業を確保してもよいし、「毅然とした態度」で海上保安庁の対応能力の向上はもちろん、場合によって尖閣諸島に米軍や自衛隊の基地を設置する計画を進めてもよいのです。
要は、「本土」の漁師さんたちと同レベルの安全操業が確保できれば。

 

え? 尖閣諸島で毅然とした態度を示すと、中国本土への経済進出などで嫌がらせを受けるおそれがある?
そんなことを中国が本当にやれば、国際法違反ですよね?
そして、それこそ、沖縄の人々が「本土」の財界の利益の犠牲になったままでよいのですか?

ソ連はナチスと「談合」してたよね

先日のフィンランドの記事の関連のような話です。

 

ロシア側、特にプーチン大統領は、ナチスドイツに(ソビエト連邦が)勝利したことを強調したり、敵対勢力(ウクライナなど)を「ネオナチ」と呼んだりしています。
ですが、第二次世界大戦当時のソ連指導者(というか独裁者)、ヨシフ・スターリンは、ナチスドイツと「談合」(秘密協定)していたことが知られています。

 

 

大雑把な図で、多少のズレはあるとは思いますが、赤い太線が第二次世界大戦前のソ連の西側国境です。
ドイツがポーランド西側に攻め込んだ際に、ソ連ポーランドの東側に攻め込みました。
独ソの秘密協定どおりの分割です。
バルト3国やルーマニアの東側(ベッサラビア)も、結局はソ連が侵入しました。
図の縦線の地域で、戦争終了後にソ連領となった部分です。

 

フィンランドの東側も、ソ連が奪い取りました。
(図がまずいのですが、もう少し面積が広かったかもしれません。)
フィンランドについては、ポーランドのように問答無用で侵略したのではなく、領土の交換や租借などを要求し、それをフィンランドが受け入れなかったことがきっかけになっています。
ソ連は(ドイツと不可侵協定を結んでいたものの)ドイツがフィンランド領を通って攻めてくるという恐れから、当時のレニングラード(今のサンクトペテルブルク)とフィンランドとの間にあるカレリア地峡などの要地を要求し、それ以外の部分で土地をソ連から譲渡するという提案をしました。他に別の要地の租借なども要求しています。
その条件の妥当性、損得などは私にはわかりませんが、結果としてフィンランドは拒否し、ソ連は攻め込みました。


これが冬戦争。フィンランド軍はよく戦い、ソ連軍に大きな損害を与えましたが、国力に差がありすぎ、国土を割譲することとなります。
その後、独ソ戦が起き、フィンランドも再びソ連と戦端を開き(継続戦争)、善戦はしたものの、さらに国土を手放す結果となりました。

 

継続戦争の際はドイツと協力する形になっており、フィンランドは「敗戦国」となってしまいました。
きっかけの冬戦争が、ソ連からの侵略であったにもかかわらず。
これは、イタリアが(枢軸国側で戦った期間が長かったのに)ムッソリーニ失脚後に連合国側として立ち回ったのに比べて、気の毒なような気もします。


もちろん、大日本帝国などは「ナチスドイツの同盟国としての地位」でやむを得ないと思いますが、途中までナチスと手を結んで東欧に領土を拡大したソ連が「戦勝国」、それも国連の常任理事国として大きな顔をしているのは、疑問を感じるのが正直なところです。

 

まあ、ロシア人(だけでなくウクライナなどの人々も)がナチス打倒に大きな人的犠牲を払ったのは事実ではあるので、その辺は政治的にもやむを得ないところでしょうが、「ネオナチ打倒」をウクライナ侵略の口実に使うのは、地獄在住(だと思う)のスターリン氏も苦笑しているのではないでしょうか。

各国の感染状況(2022.5.12まで)2

81位から120位まで。

ウクライナが「0」に転じていますが、もちろん事実ではなく、こういう統計を集計・発表するどころではないのでしょう。感染症には注意が必要ですが、戦争は、いや侵略や戦争犯罪はそれよりずっと恐ろしい存在です。早く同国に平和が戻りますように。

 

121位以降です。

中国が、とうとう死亡者数を計上しました。実態をどの程度反映したものかはわかりませんが。

各国の感染状況(2022.5.12まで)1

久しぶりに、新型コロナウイルス感染症について、各国の状況です。


前回は3月17日までの状況でしたが
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2022/03/18/210310

今回は、2月17日~3月12日、~4月14日、~5月12日、という4週間刻みで、
人口100万人あたりの死亡者数を追っていきます。

 

1位から40位まで。

ついに香港がトップに。ただ、この1か月は減少に転じています。チリもピークを迎えたかに見えます。韓国も似たような傾向。

一方、オーストリアが急増中。全体としてロシア、中東欧などが目立ちますが、これまで目立たなかったニュージーランドが増加していて気になります。

 

41位から80位まで。

イスラエルは4回目のワクチン接種が効いてきたのか、分析が待たれるところです。トンガは噴火後(及びその後の国際援助受け入れ後)に急増しましたが、急速に収束してきたかに見えます。本当に落ち着いてきたのならよいのですが。

日本も、今のところは減少傾向です。

 

(つづく)