コメントが難しい

いろいろコメントが難しいことがあります。

たとえば、お隣の半島の南北首脳会議。

たとえば、国会の空転。
(政府側に問題が多いのは事実ですが、多くの野党の審議拒否という戦術は私の気質には全く合わない。)


さて、こちらも、ある意味コメントが難しい問題です。

<大川小津波訴訟>危機管理指針の見直し必至 専門家「限界がある」

河北新報 2018年04月27日金曜日)
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201804/20180427_13056.html

 石巻市大川小を巡る訴訟の仙台高裁判決は26日、東日本大震災当日の避難行動が遅れ、多数の児童が犠牲になった背景に危機管理マニュアルの不備があると認定した。マニュアルは緊急時に教職員が取るべき行動を定めた学校防災の指針。事前の備えを教育界に強く求めた画期的判決を受け、全国の教育現場は安全管理の見直しを迫られる一方、専門家は学校と教育委員会のみの対応は限界があると指摘する。
(以下略)

地裁判決では、約45分間、児童が校庭に待機させられていたこと、市の広報車の呼びかけ等を聴いてからでも十分に(実際には選択されなかった)裏山への避難が可能であったこと、等から、市や県の責任が認定されました。
https://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/34976259.html

高裁では、マニュアル等、事前対策に踏み込んだ判断がなされましたが、正直、これは法的責任の追及としては厳しいかな、と思っています。
(もちろん、今となっては不備のあるマニュアルということになるので、道義的、とか、今後のあり方、ということなら理解しやすいのですが。)

もっといえば、賠償責任、ということよりも、なぜ45分間動けなかったのか、裏山が選択できなかったのか、その判断について校長・教頭等がどう関与したのか、というようなことを、今後の災害対策のために明らかにしてほしかったのですが。