さて、このところ、大相撲の土俵の女人禁制について、いろいろ話題になっています。
「伝統」とはいいながら、もともと現在のような土俵はなく、江戸時代の途中から作られるようになったようなので、
時代に合わせて変えていってもよいのではないか、とは思っています。
(四方の柱がなくなり屋根を天井からつり下げるようになった、というような変化もありますし。)
それとは別に、巡業の舞鶴場所で起きたような、人命に関わる医療職(看護師など)の救命措置は、そもそも最優先だろう、ということについては当然でしょう。
(これは相撲協会自身も認めています。)
この舞鶴の件を知って宝塚巡業で女性市長が「自分も土俵上で挨拶したい」と言いだし、かつ(土俵外からの)挨拶でもそのことを主張した件については、いろいろ議論があるようです。
言いたいことはわかるが、舞鶴のような緊急案件とはまた別だろう、というあたりが多数派でしょうかね?
ちょっと驚いたのは、舞鶴の件の報道があるまで、女性のみ土俵に上がれないということを、この女性市長が知っていなかったらしいこと。
巡業に携わってきた部下も、助言はしなかったのかな?
さて、私自身は、男女を問わず、「そもそも首長の挨拶が必要か?」という疑問をもっています。
行政が行うべきこと、というのはたくさんあって、土俵での挨拶、などというものは、上だろうが下だろうが、行わなかろうが、人々の生活にはたいして影響ありません。
重要なのは、たとえば制度のルールをわかりやすく人々に説明していくこと。
その点で、厚生労働省の報酬改定関係の仕事は、全くダメダメといわざるを得ません。