ボスポラス海峡の海底トンネル

私は、あまり政治家の外遊というのは好きではないし(特に地方自治体関係者)、
首相の場合には外訪は必要と思いながらも、今の首相は(も?)それほど好きではないのですが・・・
 
トルコのボスポラス海峡の両岸を結ぶ海底鉄道トンネルの式典については、自分でも行ってみたいなあ、と思ったりまします(笑)
 
著作権上、問題のない画像があれば一番よかったのですが・・・
 
マウスで下手な絵を書いてみます。
 
イメージ 1
 
まともな図を見たい方は、大成建設のサイトにある資料をご覧ください。
資料に「コピーフリー」ぐらい書いてあったら、このプロジェクトに関わったこの企業をもっと好きになったのですが・・・(笑)
 
海底区間が13.6km、その前後の区間が63kmで、大成建設は海底トンネル部分の担当だとか。
(トルコの企業2社とJV(共同企業体)を組んでいる。)
 
津軽海峡青函トンネルが、海底部23.3km、全長53.85 km、
英仏海峡トンネルが、海底部37.9 km、全長50.49 kmというのに比べたら、長くはないのですが、
 
このボスポラス海峡や、それに続くマルマラ海ダーダネルス海峡は、表層の海水が北から、底層の海水が逆方向から流れ、やはり楽な工事ではなかったようです。
 
私は、そんな技術的なことはよくわからないので、古代、というより神話に近い時代から、いろんな民族や国家が往来した海峡の交通に、日本人が関わった、ということの方に感慨深いのですが。
 
ちなみに、すでに架かっている道路橋(2番目のだったかな)の方にも、日本企業などが関わったとか。
 
イスタンブールのオリンピック誘致上の課題のひとつが、海峡の両岸にわたる市街地の交通渋滞だったそうで、
この海底鉄道トンネルにより、相当の渋滞解消効果が見込まれているようです。
 
東京五輪関係者には怒られるかもしれませんが、イスタンブール五輪でもよかったなあ、という気持ちが、個人的にはあります。