大きな声、小さな声

参院で、首相の問責決議案が可決されました。

三党合意で消費税率引き上げを行ったことなどを理由としているのに自民党が賛成したのはお笑いでしたが、今の政治の場では、それほど珍しくないことなのかもしれません。
(国民の生活が云々とかいう党名もそうですし。)

ただ、いわゆる大阪都法案は成立しました。
大きな声、力がありそうな人たちの声は、政治が混乱していても、無視されません。

一方、ハーグ条約の批准や関連の法整備など、困る人はいても声や人数が小さい(少ない)場合には先送りされてしまいます。
このハーグ条約には問題があることは承知しています。
ですが、審議の中で、それを補う国内の対策や、国際社会に向けて条約改正を求めるなどの動きがあってもよいのではないかと思います。

民主主義とは、必ずしも大きな声が勝つ制度ではないと思うのですが。