新潟・福島豪雨の被災者への対応

事務連絡
平成23年8月1日
 
福島県
新潟県介護保険担当主管部(局) 御中
 
厚生労働省老健介護保険計画課
高齢者支援課
振興課
老人保健課
 
「平成23年7月新潟・福島豪雨」により被災した要介護高齢者等への対応について
 
1 保険者である市町村においては、地域包括支援センター、在宅介護支援センター、介護支援専門員、介護サービス事業者、民生委員・児童委員、ボランティア等に協力を依頼する等の方法により、その状況や実態の把握に努めていただくとともに、避難対策及び介護サービスの円滑な提供について、柔軟な対応をお願い致します。
 
2 居宅サービスは居宅において介護を受けるものとしておりますが、自宅以外の場所(避難所や避難先の家庭、旅館等)で生活している場合でも必要なサービスを受けられるよう、保険者である市町村においては、介護サービス事業者や居宅介護支援事業者等に協力を依頼するなど柔軟な対応をお願い致します。
 
3 介護保険施設、短期入所生活介護、短期入所療養介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護通所介護及び通所リハビリテーションについては、災害等による定員超過利用が認められているところです。その際の介護報酬については、利用定員を超過した場合でも、特例的に所定単位数の減算は行わないこととしており、この場合において、通所介護費等の算定方法にかかわらず所定の介護サービス費の対象としますので対応をお願い致します。また、特定施設入所者生活介護についても同様と致します。
 
4 被災のため居宅サービス、施設サービス等に必要な利用者負担をすることが困難な者については、介護保険法(平成9年法律第123号。以下「法」という。)第50条または第60条に基づき、市町村の判断により利用者負担を減免できます。
 また、被災のため第1号保険料の納付が困難な者については、法第142条及び市町村の条例に基づき、保険料の減免又はその徴収を猶予することができます。
 なお、市町村によるこれらの利用者負担額、保険料減免額が一定以上となった場合、当該市町村に対しては特別調整交付金を交付することとなります。
 

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この通知を見つけるのが遅くなってしまいましたが、
だいたい、以前の「災害が起こったときのメモ」で予想していた範囲内です。
http://blogs.yahoo.co.jp/jukeizukoubou/29165433.html
 
特に福島県では、震災や原発事故からの避難先でまた災害に遭うという方々もいらっしゃいます。
 
せめて、柔軟に対応できることは、制度的に可能な限り柔軟に。
(そのための制度設計もあるはずですから。)
 
そして、支援する立場の方々も、お疲れが出ませんように。