ライ麦畑でお別れを

訃報:サリンジャーさん91歳=「ライ麦畑でつかまえて

毎日新聞)2010年1月29日 7時56分 更新:1月29日 15時15分

【ニューヨーク小倉孝保
小説ライ麦畑でつかまえてで知られる20世紀米文学を代表する作家、J・D・サリンジャーさんが27日、米北東部ニューハンプシャー州コーニッシュの自宅で死去した。91歳だった。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100129k0000e030003000c.html

ちょっと前の訃報ですが・・・。


ライ麦畑でつかまえて」の原題「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(The Catcher in the Rye)は、渡辺美里さんの曲の詩の中にも使われていたりして、世界中で多くの(当時の)若者に影響を与えてきたと思います。

なお、庄司薫氏の「赤頭巾ちゃん気をつけて」などのシリーズと、「ライ麦畑でつかまえて」との類似性(「庄司氏が真似た」あるいは「影響を受けた」という)を指摘する論評もありましたが、両方を読み、特に十代の一時期に庄司氏の著作にのめり込んだ時期もある私としては、明確に異なる作品と見ています。

もちろん、どちらも(かなり方向性が違う)すぐれた作品と思います。


ご冥福をお祈りいたします。