世界カーリング連盟(WCF)の公式サイトでは、日本はイタリアとともに5位タイになっています。
https://results.worldcurling.org/Championship/Details/737
調べてみると、日本カーリング協会の競技委員会からのお知らせページに、競技規則がありました。
http://www.curling.or.jp/committee/competition/competition-top.html
JCA競技規則2022,11版(とありますが、WCFの競技規則の翻訳版です)
競技規則【C】(P35 – P58)
C9. 順位決めの手順
(a) 略
(b) 予選のラウンドロビンが終了した時点で、以下の条件(並んだ順に)によって(グループ内での)チームの順位決めをする。
(i) 勝敗数に応じてチームを順位決めする。
(ii) 2チームが同率の場合、予選ラウンドロビンの直接対決で勝ったチームを上位にする。
(iii) 3つ以上のチームが同率の場合、同率のチーム間の勝敗に基づいて順位を決定する(その中のいくつかのチームについては同率チーム間の勝敗で順位を決めることができるが、全てのチームについてはこれが出来ない場合、順位の決定できない残りのチームについてはそれらのチーム間の勝敗に基づいて順位を決定する)。
(iv) 上記の(i)-(iii)で順位が決定できないチームについては、順位は(f)項で示すドローショットチャレンジ(DSC)を用いて決定する。
(c) チームが異なるグループで戦い、グループ内での順位を元にラウンドロビン後の試合への出場にかかる順位を決定する場合、順位は全てのグループの同位チームのDSCを比較して決定され、DSCが最もよいチームが最上位となる。
(d) 大会が終了した時点で、以下の条件によってチームの順位決めをする。
(i) プレーオフのない大会では、最終順位は(b)項、ならびに必要であれば(d)項(v)によって決定される。
(ii) プレーオフのある大会では、最終順位は(d)項(iii)-(v)に記載されたプレーオフ方式によって決定される。
(iii) オリンピック・パラリンピック出場資格ポイントを争わない大会で、1回負けると大会からの敗退が決まる段階では、同じ段階で負けたチームについては同順位として記載される。
(iv) オリンピック・パラリンピック出場資格ポイントを争う大会で、1回負けると大会からの敗退が決まる段階では、同じ段階で負けたチームについては以下のように順位決めされる。
- すべてのチームが同じグループから上がった場合、チームは予選での順位の順で順位決めされる。
- チームが異なるグループから上がった場合、チーム数に応じひとつ以上の順位決定戦を行ない最終順位を決定する。
- その負けた試合により降格が決定した場合、以降の順位決定戦は行なわず、チームの最終順位は(v)に従って決定される。
(v) 異なるグループで戦ってプレーオフに出場できなかったチームの間で、最終順位は全てのグループの同位チームのDSCを比較して決定され、DSCが最もよいチームが最上位となる。
(以下略)
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青色の部分ですね。
今年度の世界選手権は、五輪出場資格ポイントを争わないので、プレーオフに進出し、初戦で敗れて準決勝に出られなかったイタリアと日本は同順位ということになります。
もし、五輪なんとかポイントを争う年度だったら、予選リーグの順位により、5位イタリア、6位日本となります(暗めの赤色部分のルール)。
で、前記事の順位表は修正しましたが、「さらに余談」として五輪出場権を計算している部分は、当然のことながら「5位イタリア、6位日本」として扱っています。