野坂昭如さん

作家の野坂昭如さん死去=「火垂るの墓」、元参院議員-85歳
時事通信 2015/12/10-17:44)

 戦争の悲劇を描いた「火垂(ほた)るの墓」で知られる直木賞作家で、歌手や参院議員など幅広い分野で活躍した野坂昭如(のさか・あきゆき)さんが9日午後10時37分、心不全のため東京都内の病院で死去した。同日夜、東京都杉並区の自宅から意識不明の状態で救急搬送され、病院で死亡が確認された。85歳だった。


多彩、多才でした。
作家としては、栄養失調で亡くなった妹さんと彼自身をモデルにしたとされる「火垂るの墓」などで直木賞を受賞。
(2003年に脳梗塞で倒れてからも、自宅でリハビリしながら執筆活動も続けていたとのこと。)
おもちゃのチャチャチャ」や、CMソング(「伊東に行くなら・・・電話はヨイフロ」など)の作詞。
歌手として、「黒の舟歌」(「男と女の間には・・・」)などがヒット。
雑誌「面白半分」の編集長として「四畳半襖の下張」を掲載、わいせつ文書配布で有罪。
参議院議員、後に田中角栄氏を批判して衆院選に立候補して落選。

でも、印象が強かったのは、こちらのCM。


ソクラテスプラトンはともかく、ニーチェサルトルの名は、このCMで知りました。

先日の水木しげるさんといい、戦中、戦後を知る人が、またこの世を去りました。
ご冥福をお祈りします。