幼児期の子どもたち
小さな子どもには赤ちゃんがえりが起こりやすいようです。以前より良く甘えるようになった、なかなかお母さんのそばを離れることができない、ひとりでトイレにいけなくなった、お母さんがそばにいないと眠れないといった子どもたちはいませんか。少年期の子どもたち
少年期の子どもは恐怖などの感覚は強いものの、うまく表現できないために、いらだちを見せたり、無気力になって引きこもったりすることが多いようです。以前に比べて粗暴になったり、弟や妹をよくいじめる、あまりお話ししなくなった、どことなく元気がないといった子どもたちはいませんか。思春期の子どもたち
思春期になると子どもたちは大人に似た気持ちの変化を経験します。ただその気持ちは、不登校、いじめやいじめられ、粗暴な言動あるいは非行など、この年代特有のかたちで表現されることが多いようです。大人は、自分の辛さ、苦しさを言葉によって語ることができます。混乱した心の中を、言葉によって整理することができます。けれども、言葉によって自分の怖さ、悲しさ、辛さ、苦しさを十分に表現できない子どもたちは、一見明るくふるまっているように見えても、小さな心を傷めていることが多いのです。