こころのケア~子ども

こころのケア~子ども

http://www.j-hits.org/kokoro/child/index.html

兵庫県こころのケアセンター」のサイトより(引用に際して、レイアウトは多少変えています。)


子どもたちに新しい元気を!

-災害や事故・事件によって子どもたちはどんな心の傷を受けるのでしょうか?-

災害や事故・事件の影響は年齢に応じて様々な現れ方をします


幼児期の子どもたち
小さな子どもには赤ちゃんがえりが起こりやすいようです。以前より良く甘えるようになった、なかなかお母さんのそばを離れることができない、ひとりでトイレにいけなくなった、お母さんがそばにいないと眠れないといった子どもたちはいませんか。

少年期の子どもたち
少年期の子どもは恐怖などの感覚は強いものの、うまく表現できないために、いらだちを見せたり、無気力になって引きこもったりすることが多いようです。以前に比べて粗暴になったり、弟や妹をよくいじめる、あまりお話ししなくなった、どことなく元気がないといった子どもたちはいませんか。

思春期の子どもたち
思春期になると子どもたちは大人に似た気持ちの変化を経験します。ただその気持ちは、不登校、いじめやいじめられ、粗暴な言動あるいは非行など、この年代特有のかたちで表現されることが多いようです。


大人は、自分の辛さ、苦しさを言葉によって語ることができます。混乱した心の中を、言葉によって整理することができます。けれども、言葉によって自分の怖さ、悲しさ、辛さ、苦しさを十分に表現できない子どもたちは、一見明るくふるまっているように見えても、小さな心を傷めていることが多いのです。


子どもたちを一緒にできること・・・・


その1 気持ちをじっくり聞いてあげましょう
子どもたちは、自分なりの方法で気持ちを表現しようとします。それは言葉でないこともあります。うまい表現でないかもしれませんが、じっくり聞いてあげましょう。

その2 家族の問題として考えましょう
子どもたちの感じていることは家族の気持ちを代表している場合があります。そしてそれが家族関係の問題を解く鍵を握っていることもあります。子どもたちの問題を家族全体の問題として考えてみましょう。

その3 体験を通して得たことはありませんか
つらい体験をどうやって乗り越えたか、人のために役立てたことなど、経験から得たことを話し合ってみるのはいい方法です。

その4 専門家への相談
家族や周囲の対応だけでは、上手く解決できない問題もあります。そんな時は専門家へ相談してみましょう。専門家はその子にあった解決の方法を見つけてくれるでしょう。