ワクチンのパブリックコメント(4)

●ワクチンの安全性、確保について
ワクチンに不安がある(特に輸入ワクチン)

ワクチンに関する安全性・有効性について、情報開示、情報提供をきちんと行うべき
今回、接種に用いようとするワクチンについては、今回の新型インフルエンザに対して初めて使用されるものであり、未知の要素あることから、効果に関するデータ収集及び安全性の確保に努めるとともに、医療関係者、国民等に幅広く情報提供を行うこととしています。また、輸入ワクチンについては、本文中にも明記しているとおり、健康危機管理の観点から緊急に輸入し、一定量のワクチンを確保する必要があるとされており、特例承認の対象になるものと考えていますが、安全性については特に留意したいと考えています。

国産ワクチンをもっと確保すべきではないか
現在、国内4社のワクチン製造企業が新型インフルエンザワクチンの製造を進めています。より多くの生産ができるよう、引き続き、各企業と協力して参ります。

ワクチンによる健康被害救済体制を整備すべきではないか
本文に記載しているとおり、企業に対し可能な限り安全なワクチンを求めていくとともに、適切な救済措置を講ずることとしています。

●その他
社会機能維持者(警察、消防やライフライン関係者)を優先すべき
今回の新型インフルエンザにおいては、①多くの感染者が軽症のまま回復していること、②抗インフルエンザウイルス薬の治療が有効である、など季節性インフルエンザと類似する点が多い、などの特徴を踏まえ、当初、強毒性の鳥インフルエンザ(H5N1)を想定して検討していた、社会機能の維持に関わる者への接種を優先することは想定していません。

優先接種を設けることに反対(国民全員を対象にすべき)
ワクチンについては、一定量が順次供給されることから、一定の順序を設けていない限り、混乱が発生することが懸念されるため、優先接種対象者を定めることが必要であると考えます。