義援金詐欺/災害関連犯罪にご注意

豪雨災害に乗じて詐欺未遂 佐用

産経新聞)2009/08/15 00:51更新

 兵庫県佐用町の豪雨災害に乗じて「日本救済センター」と架空のボランティア団体を名乗って義援金を募る詐欺未遂事件が14日、姫路市内で発生した。県警は捜査を始めるとともに、注意を呼びかけている。

 姫路署によると、午後3時ごろ、姫路市内の美容室に「日本救済センター」と名乗る女から電話があった。女は「各企業に兵庫県内で発生した災害について企業献金をお願いしている」と説明し、義援金を要求。電話を受けた女性従業員が、女が「佐用市役所」と言っている点などを不審に思って追及したところ、女は電話を切ったという。

 これまでに県内で同様の被害が届けられたケースはなく、県警は「少しでも怪しいと思ったら、警察へ相談を」と呼びかけている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/290037/


ことがことだけに、全文を引用させていただきました。

義援金詐欺ではありませんが、佐用町サイトにも次のように注意の呼びかけが掲載されています。

災害に係る悪徳商法被害防止について

 この度のような大規模な災害が発生した場合、被災された方の混乱や弱みにつけ込んで、「市、町の応援できている」、「格安で下水道の点検清掃をしている」等を口実とした悪質商法事案が発生しています。
 佐用町においても、水道・下水道・家屋・畳・布団等の修理や販売業者が横行することが予想されますので、十分注意してください。
http://www.town.sayo.lg.jp/chousei/saigai_akutoku.html


盗難被害防止などの呼びかけについて

 佐用防犯協会、佐用警察署からお知らせします。
 この度の災害の影響により佐用町で甚大な被害が出ております。
 このような状況の中、混乱に乗じ、整理・清掃中の物品の盗難事件が発生しています。
 また、家屋の修理などにつけ込んだ悪質商法などの違法行為を行う者も現れる恐れもあるので、十分注意してください。
 不審な人や車を見かけたときは佐用警察署への連絡をお願いします。
http://www.town.sayo.lg.jp/chousei/saigai_tounanboushi.html


国民生活センターからも同様の呼びかけが行われています。
(MI2さんからの情報です。)

自然災害に便乗した悪質商法にご注意ください

 過去の台風、地震などの災害時に、それに便乗した悪質商法が多数発生しています。悪質商法は災害発生地域だけが狙われるとは限りません。今回の災害に際しても、便乗した悪質な商法には十分注意してください。
 また、義援金詐欺の事例も報告されています。義援金は、たしかな団体を通して送るようにしてください。振込口座がそのたしかな団体の正規のものであることも確認してください。

便乗商法の例
 ・「当社と被災家屋の修理契約をすれば、行政から補助金が出る」などと虚偽の勧誘を行い、壊れた住宅の屋根や壁の修理契約を勧誘する。
 ・「ボランティアで、損傷した屋根にブルーシートをかけている」と言って訪問し、その後「応急処置が必要な箇所がある」「ブルーシートをかけるより、今すぐ補修をしたほうがいい」と不安を煽り契約を急がせる。
 ・公的機関ではないのに、公的機関を思わせる名称で「家屋の耐震診断をします」というチラシ広告を配布して勧誘する。
 ・「清掃に来ました」「何か困っていることはありませんか」などと、公的機関を装ったり、無料で行うサービスのように近づき、後で法外な料金を請求する。
 ・「地震後の点検」と言って電力会社を名乗り訪問し、地震による修理と称して高額な料金を請求する。電力会社とは無関係と判明。
震災後の住宅を訪問し、「雨よけ」のブルーシートをかけた後、屋根工事を勧誘する。断ると「ブルーシート代」の名目で、高額な料金を請求する。
 ・「被災地に送るためにボランティアで古い布団を集めている」と訪問し、布団を寄付した人に「いい布団なので、もったいない。打ち直しをしたほうがいい」と高額な布団のリフォームを勧誘する。
義援金詐欺の例
 ・日本赤十字社中央共同募金会の名を騙り、担当者個人と称する銀行口座に義援金を振り込む依頼のハガキや電子メールを送りつける。
 ・公的機関を思わせる名称を用いて、自宅を訪問したり、ハガキを送るなどして義援金名目のお金を求める。
保証金詐欺の例
 ・「家屋の補修費、当面の生活費などを貸し出すので返済保証金を入金してくれ」と保証金名目で入金させ、貸し出しはない。
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/s_saigai.html