正しい番号なのに予約できず

「正しい番号なのに予約できず」大規模会場の接種で苦情相次ぐ
NHK 2021年5月21日 21時12分

政府が東京と大阪に設置する大規模会場での新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり「予約システムに正しい情報を入力しても予約できない」という問い合わせが自治体などに相次いでいます。

今月24日に始まる大規模会場でのワクチン接種をめぐり、防衛省は今月17日に東京23区と大阪市に住む高齢者に限定して予約の受け付けを始めましたが、防衛省や都内の複数の区によりますと「接種券番号などを正しく入力しているのに予約ができない」といった苦情や問い合わせが寄せられているということです。

予約ができなかったという渋谷区に住む68歳の女性がNHKの取材に応じました。

女性によりますと、今月17日の受け付け開始直後からスマートフォンやパソコンを使って予約を試みたものの、最初の認証画面で何度、正しい番号を入力しても、「入力内容に誤りがある」という表示が出て、予約画面に進めなかったということです。
女性はこのときのスマートフォンの画面を保存しています。

その画面には「市区町村コード」と、接種券番号、生年月日の3つがいずれも正しく入力されています。

ところが、画面上には赤い字で「入力された内容に誤りがあります。入力内容をご確認ください。」というメッセージが表示されています。
女性はその後、夜になって、接種券番号と一緒に入力が求められる「市区町村コード」を別の区のものに変えて試したところ、今度は予約できたということです。
女性は「どうやっても正しい番号では予約できず、間違った番号を入れないと予約がとれませんでした。このシステムはめちゃくちゃです」と不満をあらわにしました。

ただ、違う区のコードで予約しているため、実際に接種を受けられるか分からず心配だといいます。

女性は「ニュースで防衛省は『間違った番号を入れないで』と言っていましたが、違う番号じゃないと予約できなくさせているのはそっちじゃないかと、頭にきました。これでダメだと言われたらまた予約が取れなくなってしまうので、非常に不安です」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210521/k10013044841000.html

 


<たとえば「COCOA」のように、今回よりは時間をかけたシステムですら、不具合が多発してきた状況を勘案すると、困難なエラーチェックをあきらめて、スピード重視のシステムで運用を開始したことは、妥当だったのではないか>
https://jukeizukoubou.hatenablog.com/entry/2021/05/19/203902

と、私は前の記事で書きました。その考え方は変わっていません。

 

一方、この「正しい番号なのに予約できず」はダメです。
こういう怪現象が起きるぐらいなら、何もエラーチェックしない方が(今回のシステムについては)マシです。