その先へ行きたい

最近の話題から。

WELの介護保険制度掲示板で、久々に訪問介護と散歩の関係についてのスレッドが立ちました。
(散歩について)

「算定の可否」自体については、参議院での質問主意書に対する答弁書

訪問介護員による散歩の同行については、適切なケアマネジメントに基づき、自立支援、日常生活活動の向上の観点から、安全を確保しつつ常時介助できる状態で行うものについては、利用者の自立した生活の支援に資するものと考えられることから、現行制度においても、介護報酬の算定は可能である。

という内閣総理大臣名の見解が出て、一応の決着がついたと思っているのですが、某訪問介護事業所さんの書き込みによると、

「常識で考えて、よほどの山間地域で事業所の種類が限られていない限り、訪問介護が散歩を行う行為は不適切。リハビリ目的であれば訪問リハ・通所リハ、外出の機会作りであれば通所系を適用すれば良い事であって、常識で考えて(何度も常識と言われました)良識の有るサービス事業者が集まるサービス担当者会議において、訪問介護の散歩行為が同意されるとは思えず、またもし同意されるのであれば常識を疑う」

という県もあるとのことです。

私のように平凡で従順な公務員(ツッコミ無用)にとっては、それこそ、その県職員の常識を疑いたくなるところですが・・・

ちなみに、以前から某所では表明しているように、この問題に対する私の考え方は、こちらです。


いろいろ意見はあるでしょうが、そろそろ、「算定の可否」というより、

その先の「サービスの質を上げるためにはどうすればよいか」ということについて考えていきたいところです。


なお、主意書のURLが変更になっています。
(一瞬、国の方針が変わって削除されたのかと思いました。)

以前:http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/syuisyo/170/meisai/170091.htm
現在:http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/170/meisai/m170091.htm

こういう重要事項については、なるべく変えてほしくないのですが。