この高梁川水系については、以前から河川整備計画が策定されていました。
以下、このサイトのPDFファイルから一部紹介します(画面の制約上、レイアウトを修正している場合があります)。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jukeizukoubou/20190825/20190825161519.jpg)
上図の中央付近を北から南に流れているのが、高梁川の本流です。
途中、西側(左側)から合流している河川が小田川です。
その合流点付近から点線で示されているのが、以前にあった、二本に分かれる河道です。
現在は一本に改修され、以前の河道の一部が貯水池として残されています。
真備町付近を下図に拡大してみました。
青、緑、赤は過去の洪水の浸水地域です。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jukeizukoubou/20190825/20190825161523.jpg)
明治26年の浸水は他の地域にも広がっていますが、
真備町付近では昭和47年、昭和51年にも大きな浸水被害が出ています。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jukeizukoubou/20190825/20190825161526.jpg)
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/j/jukeizukoubou/20190825/20190825161530.jpg)
上図は、今回の被害を受けて作られた計画ではなく、少なくとも平成22年頃までには作られていた計画です。
(22年は計画変更の時期なので、こういう付け替えの必要性自体は、国や関係自治体ではもっと早くから検討されていたのではないかと思われます。)
大工事ではありますが、新河道(オレンジ色の部分)には貯水池となっている部分もあるので、見た目ほど難しくない可能性はあるかもしれません。
ともかく、この記事では、これまでの未着手についての責任追及みたいなことは考えていませんが、一刻も早く、「避難しなくいで済む」ための根本的な対策を進めていただきたいと思っています。