「子どもの声・・・」についてのイメージ図

「子どもの声と受忍限度」
 
の記事とコメント欄での話題について、考えてみたイメージ図です。
 
図の中でも書いていますが、それぞれの方の位置は、イメージをわかりやすくするための「推定」です。
ご不快に思われた方がいらっしゃったら、すみません。
それと、「子どもは好きだが保育所は嫌い」という方も当然あるでしょうが、単純化するために分けませんでした。
 


イメージ 1

 
AとBは、「子どもや保育所などに対する感情が、そこからの発生音に対する寛容さに比例する」
と仮定した場合のイメージです。
 
例に(無断で)使わせていただきましたが、(ここでの推定の)ぽいんとさんの立ち位置は明確でいいですね。
この位置に近い方は、特に当ブログにおいでいただいているみなさんの中では珍しくないでしょう。
 
一方、保育所を訴えた原告個人の立ち位置(推定)も、わかりやすいと思います。
 
では、AやBのように比例して並ぶ人ばかりかというと、そうではないようです。
図の中で、Xとして例示していますが、
「自分自身は子どもが好きで、きちっと育ててきた。そして、他人の迷惑にならないようにつとめてきた。だから、保育所だろうが、ベビーカーを電車内に持ち込む母親だろうが、他人に迷惑かけないように配慮するのは当然だと思う」
というような方です。
 
さて、原告側の弁護士ですが、子どもに対する好き嫌い(そして原告個人がこれまでやってきたと思われるイヤガラセ的行為)、とか保育所の社会的重要性の程度、などではなく、保育所からの発生音が住宅地(そして原告の生活)に及ぼす影響、というようなことを主にして戦おうという戦術と見ました。
つまり、「子どもの施設だから寛容に」ということではなく、「どんな施設でも近隣に配慮すべき」というような、
図でいえば水平軸だけで勝負しよう、という感じで。
(だから、厳密には図のYの位置ではなく、Bの位置でもXの位置でも同じだよ、ということかも。)
 
なお、図の右下は空欄になっていますが、
「子どもはそれほど好きではないが、現代社会での公共性は理解できるので、多少うるさいのは我慢する」
という方もいらっしゃるかもしれません。
 
ちなみに、どるくす自身は、Zあたりと思っています。多少うるさくても眠ってしまう人間なので(爆)
 
それと、元の記事でも言いたかったのは、
いろいろな立ち位置の人が存在はするだろうけれど、子育て関連の分野では受忍限度というものが図の右方向に移っていく可能性(※)が高いのではないだろうか、という予測です。
(たとえば、原告が主張している50デシベルよりもずっと高い「騒音」でも受忍すべき」というような方向。)
Aの人たちとBの人たちとの争いを煽るのが目的ではありませぬ。
 
※「図の左方向に移っていく可能性が高い・・・」と書いていましたが、よく考えたら逆でした。2014/11/07修正