「間違いだらけの・・・」の徳大寺さん

間違いだらけのクルマ選び」徳大寺さん死去

(読売新聞 11月8日(土)12時0分配信)

 ベストセラー「間違いだらけのクルマ選び」の著者で、自動車評論家の第一人者として活躍した徳大寺有恒(とくだいじ・ありつね=本名・杉江博愛=すぎえ・ひろよし)さんが7日、急性硬膜下血腫で死去した。

 74歳だった。(略)

 1976年に「間違いだらけのクルマ選び」を出版し、以後は年度版として毎年書き下ろしで刊行した。日本に自動車文化を根付かせたいという思いから、利用者の立場に立った辛口の批評を続け、人気を集めた。

 同シリーズの執筆を30年間続け、2006年版で「使命は終わった」と終止符を打ったが、11年6月には、自動車評論家の島下泰久氏との共著として復刊していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00050045-yom-ent


各紙や、こちらの記事などによると・・・

徳大寺さん死去 会社倒産、本名隠し第一作 自分の車は自腹貫く

withnews 11月8日(土)12時3分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00010001-withnews-soci


レースドライバー → 自動車用品の会社経営 → 一時は羽振りがよかったが倒産 → 自動車評論家

という流れだったようです。

いろいろ批判もあったと思いますが(特に自動車業界から)、悪いと思った車は悪いとはっきり書く文章は、おもしろく読ませていただきました。

車種別、分野別の採点欄とか。

同世代の(特に男性陣の)話題にも、「間違いだらけの・・・」は、けっこう登場しましたね。

自分が車を購入する参考には・・・あまりしなかったと思いますが・・・(笑)

でも、メーカーの宣伝、迎合(?)したメディアなどのうたい文句などを鵜呑みにせず、
自分が良いと思ったものを買うという姿勢は参考になったと思います。
自動車に限らず。

74歳は、まだお若い・・・・・・というべきなのでしょうが、
他の人には真似しにくい、充実した人生だったのではないでしょうか。

彼の著作は、日本車が世界に広がっていく登り坂の時代の象徴でもあったような気がします。
メーカーの技術者の中には、彼の批判をバネに質を高めようとした人もいたかもしれません。

ご冥福をお祈りします。