「身体+生活」を図にしてみる3

イメージ 1
 
多少あやしげなところがある図ですが(苦笑)
あくまでイメージとして。
(実際には、たとえば30分以上1時間未満の算定をするためには、どの程度の所要時間が適当か、という問題もあります。30分に近いあたりか、1時間に近いあたりか。)
 
改定で新設された範囲が緑色、報酬増が青系統、報酬減が赤系統、黄色系統は変動なしです。
なお、20分未満の身体介護については、比較が難しいので白色のままです。
 
報酬減の部分が多いのですが、注目は図のAとBです。
Aは、たとえば身体介護35分+生活援助50分(計85分・542単位)です。
Bは、たとえば身体介護55分+生活援助40分(計95分・472単位)です。
Bの方が合計時間が多く、身体介護の時間も多い(割合も絶対値も)のに、Aより70単位も少なくなっています。
 
他に、図の赤と青のところとを比較すれば、同様のケースが見つかるでしょう。
報酬区分はどこかで区切らざるを得ないので、多少の不都合はやむを得ないのかもしれませんが、
これはちょっと説明がつきにくいのではないかと思います。
 
こういうことになった原因のひとつには、身体介護が30分ごとに単価が上がるのに、生活援助は25分ごとに上がるという、無理な構造があります。
(この図は、美しさにも欠けます。)
根本には、身体介護と生活援助の単価差が大きすぎる(言い換えれば、生活援助を冷遇しすぎる)ことがあるとは思いますが。
 
生活援助の重要性について、現場サイドから社会(国だけでなく、国民一般、有権者)に伝えていく必要があるのは言うまでもないとことですが、今回の怪現象については、国の方でも何か新見解のようなものを緊急に出す必要があるのではないでしょうか。