会津の介護(8)

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シリーズ最初の地図に、会津鉄道が抜けていたので、書き加えました。

さて、これまでの一応のまとめです。

会津地方では、後期高齢化率に対する要介護(支援)認定率が、市町村により大きくばらついている。

・認定者一人当たり利用額の施設サービスと在宅サービスとの割合も、地域差がある。

・どちらも、会津若松市を中心とした会津盆地中央部付近では比較的に全国平均に近いが、西部または南部に行くほど遠ざかる傾向がある。
(認定率は低くなり、サービス利用は施設志向が強くなる。)

・在宅サービスでは、訪問系が少なく、特に訪問看護の利用額がきわめて少ない自治体が目立つ。通所系でも、通所リハビリが皆無の町村がある。

・地域密着型サービスは、自治体差が顕著で、全くない町村もある。


以上については、もちろん例外もありますが、傾向としては、それほど的を外していないものと思います。

原因はいろいろ考えられますが、
元気な高齢者が多い、とか、
ケアマネのプランが悪い、とか、
審議会の(無責任な)委員が言いかねないような理由で説明するのは無理でしょう。

端的に言えば、サービスがない。

そういうことです。

そういう中でも頑張っているケアマネなどの専門職は存在するのですが・・・・


このシリーズ、もう少しだけ続きます。